奥多摩尾根歩き
オロセ尾根、タワ尾根、四間小屋尾根、小川谷上段歩道

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今回はオロセ尾根を登り、タワ尾根をちょっと登り、四間小屋尾根(しけんごやおね)をそこそこ下り、小川谷上段歩道(おがわだにじょうだんほどう)をかなり下りました。
晩夏のしみじみ感に包まれながら日原の尾根、山、谷を歩き、小川谷上段歩道では「えっ、うそ」と思わずつぶやいた驚きの発見もあったりした、そんなレポートです。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→(45分)オロセ橋→孫惣谷林道→(25分)オロセ尾根取付→オロセ尾根→(1時間45分)篶坂ノ丸→タワ尾根→(40分)ウトウの頭→四間小屋尾根→(40分)小川谷上段歩道→(2時間10分)人形山東尾根→小川谷林道→(45分)[GOAL]東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
(7時間10分)
歩いた日 2022年8月27日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→(45分)オロセ橋→孫惣谷林道→(25分)オロセ尾根取付→オロセ尾根→(1時間45分)篶坂ノ丸→タワ尾根→(40分)ウトウの頭


オロセ尾根は雑木に囲まれたくの字くの字の急登で始まりますが、すぐに植林に突入。してくの字くの字で高度を上げていきます。標高1100m(以降、「標高」は省略)あたりで植林を抜けると大きなミズナラがニョキニョキしてきて相変わらずのそこそこの急登ですが、心地よい尾根歩きが続きます。タワ尾根にぶつかり、ちょっと北上した篶坂ノ丸(すずさかのまる)のピークでオロセ尾根はおしまいです。
篶坂ノ丸からウトウの頭まではタワ尾根全体の4分の1ほどの区間です。短いですが、おだやかな尾根歩きからアセビの森の急登に転じて岩場が立ちはだかる、などなかなか歩きごたえのある区間だと思います。

おはようございます。東日原バス停です。JR某駅で奥多摩のトップガンMさんと合流し、あーだこーだと主に秩父・奥武蔵あたりの山や谷や尾根や林道について話しながらの到着です。
小川谷橋(おがわだにばし)を渡り、わたくしは左の林道日原線(以降、日原林道)へ。Mさんは右へ、林道小川谷線(以降、小川谷林道)を三又(みまた みつまた)方面に向かうそう。後ろ姿を盗撮しようと振り向くとMさんも同じタイミングで振り向いてもう一度お別れの挨拶。
日原林道をてくてくと歩きます。
45分ほどで八丁橋(はっちょうばし)手前の黄色いゲートが降りたオロセ橋(という名前らしい)に到着。ゲートをくぐり、日原林道をはなれて林道孫惣谷線(りんどうまごそだにせん 以降、孫惣谷林道)に入ります。
そこそこしんどい孫惣谷林道の坂道を25分ほど登ると
巡視道の階段が見えてきます。階段にザックを下ろし、杖と軍手を引っ張り出し、ペットボトルに詰めてきたスポーツドリンクを一口、二口。オロセ尾根にはこの階段から巡視道を経て取付きます。
雑木からすぐに植林内のくの字くの字の登りになります。
1020m圏です。すっかり雑木の森になり、尾根上を歩くか左に巻く巡視道を歩くか迷うポイントで巡視道を選択し、
1123mの標高点あたりを通過し、ついでになぜか日付が入ってしまい、
また尾根上を歩くか左に巻く巡視道を歩くかちょっと迷って巡視道を選択。
1160m圏で西にのびるビシッと整備された巡視道を分け、
「火気注意」の丸看板にぶつかると右上へ。
この大きな切株から巡視道をはなれてオロセ尾根に取付きます。近くの立木には赤ペンキで矢印が書かれていました。
尾根の形がはっきりしないのでテキトーに登っていきます。
右が凹んでグニョっとした地形を通過します。
「おっ、草原!」と思って撮ったんですがこのあと何か所もこんな場所がありました。
アクロバティックにバランスを保つ木たち。
1350m圏。またグニョっとした地形です。尾根は途切れ、左から登ってきた尾根に移ります。
タワ尾根の稜線が見えてきました。
登ってきて
タワ尾根に埋まった標石の近くに立ちました。
ほんの少し北上した小さなピークが篶坂ノ丸の山頂です。これにてオロセ尾根はおしまい。
スポーツドリンクをグビリグビリ飲んでちょと休憩。
ウトウの頭を目指して出発です。盛夏のようないのちの威圧感は感じられません。晩夏のタワ尾根です。
てくてくと歩き、
1443mの標高点あたりを通過し、
アセビの森に突入します。
岩混じりの急登を抜け、
ほぼ平坦な尾根道を3分ほど歩くと
ガツンと岩場の急降下です。
急降下から岩場をひとつ越え、
もうひとつ越えます。
岩の左側、岩肌を這っている木の根っこを手がかり足がかりに登ると
細長いウトウの頭の山頂に到着です。三等三角点があり標高は1587.95m、基準点名は孫曾。今回のタワ尾根はここまで。
三角点からちょと先に進むと西方向に天祖山(てんそさん)の山肌が見えました。
ザックを下ろし、わたくし製タマゴサンドと氷水を出したんですが食欲はちっともありません。氷水をゴクリゴクリと飲んで休憩します。
次は四間小屋尾根を下ります。そして、発見が待ち受けています。