奥多摩尾根歩き
大多摩ウォーキングトレイル

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古里駅あたり→吉野街道(都道45号)→御岳渓谷遊歩道→吉野街道→(1時間40分)草思堂通り→吉野街道→(1時間10分)梅ケ谷峠入口交差点→大久野青梅線→(15分)肝要林道始点(撤退)→吉野街道→(1時間)[GOAL]宮ノ平駅


肝要林道の入口で撤退。梅ヶ谷(うめがた)トンネルの入口で撤退。最寄り駅の宮ノ平駅まで退却。

テキトーなところで吉野街道をはなれて山側の道を歩きました。石仏たちと滝の沢という沢の水車を過ぎようとしたんですが、あまりの暑さに回らない水車からざんざん流れ落ちる沢水で顔を洗ったり頭に水をかけたり手ぬぐいをびしょびしょに濡らして絞ってぱんぱんてして、水に遊んでもらいました。
裏道は終わり、手ぬぐいをほっかむりして吉野街道を歩きます。疾走するトラックの風が心地よいです。そうでもないか。いや、そこそこ心地よいです。
奥多摩大橋を過ぎます。渡ればすぐ川井駅です。暑いです。帰れます。帰らず、また吉野街道をはなれて裏道へ。
海澤の集落を抜けて吉野街道に合流し、御嶽神社の大きな赤い鳥居の向かいから多摩川に降りていきます。
神路橋(かみじはし)で多摩川を渡ります。
橋の上から上流側。
下流側。多摩川左岸の御岳渓谷遊歩道をてくてくというかくたくた歩き(まったく写真を撮っていません)、沢井駅近く青梅街道沿いの酒屋を前髪、横髪、後ろ髪を引かれまくりながら過ぎ、
清流ガーデン澤乃井園、ままごと屋をかすめて楓橋を渡って右岸へ。
友釣り。炎天下の川面は暑いのでしょうか、涼しいのでしょうか。
ふたたびか三たびか吉野街道を歩きます。
ここを右へ。吉野街道をはなれ、
草思堂(そうしどう)通りを歩きます。草思堂は通りの北詰近くにある旧吉川英治邸のことで、青梅市吉川英治記念館として公開されています。
「鎌倉街道」の案内板。通りはフツーの住宅街を縫う道ですが地形図には名前が記載されています。庭先のビニールプールで遊ぶ子どもたちを日傘をさして見守るお母さんたちがいたりして、宮本武蔵の像があるわけでもなく、なにかブンガク的な演出があるわけでもありません。
小汚いザックを担いでほっかむりをして不審者ぎりぎり手前のラインを死守しながら住宅街を抜け、この突き当りを左折すると
草思堂通りは終わり、吉野街道に出ます。交通量の多い吉野街道を歩くのは辛いのでそのまま街道を横断して多摩川と街道の間の道路を歩くことにしました。
吉野街道に復帰し、梅ケ谷峠入口交差点です。横断歩道を渡り、東京都道238号大久野青梅線へ。
梅ヶ谷トンネルを右手に見て
すぐに肝要林道です。道路を渡り、肝要林道に踏み入ろうとしたんですがかなりそうとうバテました。ザックを降ろし、石垣に腰掛けて休憩します。ペットボトルに詰めてきたほうじ茶を飲みます。日差しが異様に眩しく感じます。体がちょっとヘン。じーっと休みます。
20分ほど休みました。「行けるかな」と思ったのでザックを担いで出発。歩き始めてすぐにいまにも倒れてきそうな廃屋が建っていました。
お宅拝見。1階から2階(?)にかけて建物いっぱいに巨大な舵輪のような構造物がはまっています。これはなんなんでしょう。とても不思議な光景です。
廃屋から引き返してきました。どうも肝要峠まで登れる気がしません。とりあえずまたザックを降ろし、石垣に腰を降ろします。肝要林道から撤退するとして、地形図を眺めてこれからどうするかを考えます。ひらめきました。「峠越えはシンドいにしてもトンネル超えなら楽ちんじゃないの?」と。トンネルを抜けると30分から40分でつるつる温泉に着けそう。
梅ヶ谷トンネルの入口に立ちました。撤退します。トンネルを抜けるのに20数分かかります。どうにも気が進みません。地形図を見ると多摩川対岸の日向和田駅と宮ノ平駅がほぼ同じ距離です。Googleマップで「商店 コンビニ」を検索すると両駅の中間にあるセブン-イレブンがヒット。ちょっと元気が出たような。
和田橋で多摩川を渡ります。
セブン-イレブンで缶ビールと烏龍茶を買ったものの、「ビールは後でいいや」という気分というか体調です。冷たい烏龍茶を店先で一気に飲み干し、宮ノ平駅をめざします(いま調べたら日向和田駅のほうが近かった)。青梅街道から山側の裏道に入り込んで歩くこと十数分。ようやく宮ノ平駅の跨線橋が見えてきました。駅のトイレを借りて着替えます。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。夏の行動時間は6時間にすることにします。熱中症にならなくてよかったです。いや、軽い熱中症になってかもしれませんが、とにかく無事に帰宅できたことを感謝します。また、よろしくお願いします。