奥多摩尾根歩き
奥多摩三山縦走【前編】

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大岳山〜大ダワ〜御前山避難小屋


陽は傾くわ、膝は笑うわ、なんとか御前山避難小屋に到着したゾ。

大岳山を後にして先に進む。
とっとと進む。
進む。
小ピークで食事中のおばさまたちを隠し撮り。
ここを左へ進む。未知の道。
道標のアップ。鋸山〜愛宕神社〜奥多摩駅は2度歩いた。神社の階段とその後のくの字くの字の下りが膝にくる。笑うどころか大爆笑した記憶がある。
道標が多い分岐。
大ダワに到着。中央の建物はトイレ。水はなし。トイレの右横に見える手すりの付いた道を登っていく。
鞘口山に到着。特筆することはなし。先を急ぐ。けっこう体力消耗。ちゃんと避難小屋まで着けるか?
郷ひろみ、、、あれは「禁猟区」か。などと思いながら先を急ぐ。そこから先はテンテンテンなのだ。
左の尾根に乗るか一瞬迷ったけど、一瞬で打ち消して右の巻道へと進む。
クロノ尾山に到着。奇妙な名前だ。
クロという犬が熊に襲われそうになった与助を助けたけどそのときに尻尾に受けた傷がもとで死んでしまって裏庭に埋めたら大きな山になったとさ。
なんて思いながら先を急ぐ。
クロノ尾山から。木立の向こうは御前山かなあ。
急登。
急登。ここにきて階段はつらい。
道標。
道標とそこそこの上り坂。相当、疲労困憊。
やった。やっと避難小屋の文字。陽も傾いた。
もうすぐ。
と〜ちゃ〜く! 別荘のよう。
立派な室内。私一人。とりあえず端っこに銀マットを広げる。
小屋横の水場。
水筒に水を入れる。ここの水は煮沸したほうがいいらしい。
手前の小さな屋根部分はトイレ。
寝袋なんかを出してみた。干したシャツの汗染みが激闘を物語っている。
大きな窓。
小屋備え付けのノート。「※避難小屋は緊急時の為の施設です。先着順に占有しないで下さい。」とある。小屋の使用は早い者勝ちではないよ、という意味だろうか。