
大久保山南尾根、一ツ石沢左岸尾根
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■大久保山(中峰)→三ツ峠山東稜→(45分)1312m標高点→(10分)一ツ石沢左岸尾根→(1時間10分)林道→(15分)三ツ峠グリーンセンター→(20分)富士山麓電気鉄道富士急三つ峠駅→(40分)[GOAL]富士山麓電気鉄道富士急行東桂駅
一ツ石沢左岸尾根はそこそこの急降下で始まります。1032m標高点の先の分岐には一ツ石沢左岸尾根方向だけでなく三ツ峠山東稜方向にも通せん坊がありました。どうしろというのでしょうか。
「へっ」とつぶやいたのは尾根の中盤でした。ちょうど『詳細図』のルートが2つに分岐するあたりです。広大な範囲で伐採が行われ、ビシッとした林道が3筋ほどつくられていました。まったくの予想外です。『詳細図』のルートは無視するしかありません。林道は尾根筋を通っているようないないような。
「どうせなら」という思いで一ツ石沢沿いににじり寄っていきました。
大久保山の山頂を後にして三ツ峠山東稜を東へ進みます。
おだやかな尾根歩きがつづいています。
川の流れに沿う町並み。
雲を被った富士山。おそらく『詳細図』の「富士見岩」に立っていると思います。
土埃の舞い上がる滑りやすい地面です。急降下から
ヤセ尾根になったと思ったら
ばーんと広がり、右へ曲がりながら登り詰めると
1312mの標高点が設定されているピークです。
急降下からなだらかな下りになり、
ゆるく登ると1270m圏の一ツ石沢左岸尾根の分岐です。ザックを降ろしてちょっと休憩。大久保山からここまで20分もあれば着く見込みだったんですが50分以上かかってしまいました。三ツ峠山東稜は急降下のヤセ尾根が断続的に現れるなかなかの難物です。
ザックを担ぎ、三ツ峠東稜をはなれて南へ、一ツ石沢左岸尾根を下ります。明らかに人為的な通せん坊が横たわっていました。そして三ツ峠東稜の先にも。どうしろというのでしょうか。まっ、いいか。
かなりの急勾配を下ってきて
下ります。
右手には登ってきた大久保山南尾根が見えます。
枝打ちされた枝葉がちょっとやっかいですがおだやかな尾根歩きがつづきます。
1130m圏で林道の終端みたいな場所にぶつかり、
1080m圏のちょっとした平地で『詳細図』のルートや地形図の破線(徒歩道)通りに右に曲がります。平地にはペットボトルや缶が転がっていて、かろうじて「昭和55年度 保安林改良事業施行地」と読める錆びた看板が立っていました。
作業道をたどるようになります。歩かれた雰囲気はありません。
小尾根を回り込んで別方向からも作業道がやってきたりもして下る方向が安定し、
『詳細図』でくの字くの字が描かれている「長どうり」あたりを下っています。カクカクしたくの字ではなく、滑らかなくの字です。落ち葉の積もった道は無視して尾根上を歩きます。970m圏です。
断続的に急降下が出現。
920m圏の分岐です。左へ。
5分ほど下ってくると立派な林道にぶつかりました。『詳細図』にも地形図にも記載されていません。
870m圏です。林道が行き交っています。
ここはここですが、尾根はどこ?
尾根歩きは尾根の姿がわからなくなったので断念。一ツ石沢沿いを歩くことにしました。ちなみに一ツ石沢は堰堤の銘板には「一石川」と書かれていました。正面奥の小尾根というか盛土の向こうが一ツ石沢です。
沢沿いの古道っぽい凹みを下ってきて振り返りました。いや、あの、それだけの写真です。確か林道が3本通っている風景を撮ったんですがよくわかりません。
一ツ石沢。水は見えません。流れる音も聞こえません。古そうな石積があちらこちらに残っているんですがワサビ田跡ではなさそう。奥多摩で見るワサビ田跡とは様相が違います。山梨県は富士山の湧水で育てる都留市夏狩地区のワサビ栽培が有名らしいけれど一ツ石沢は富士山の湧水とは関係ないし護岸のための石積かも。
沢沿いをてくてく歩きます。すでに尾根歩きではございません。
無数といったら大げさですが数えるとそうとうかなり面倒な数の石の小山がゆるい傾斜の山腹に散らばっています。一ツ石どころの騒ぎではありません。なんなんでしょう。謎です。
左から古道? が近寄ってきたので
たどります。
左から幅広の林道がやってきて沢に向かっています。その先が気になって
たどっていくとじわーっと消えてしまいました。土手に戻り、
テキトーに下っていくと立派な林道に出ました。難なく着地。
これにて一ツ石沢左岸尾根はおしまいです。尾根は行程の半分くらいでしたが、まっ、いいか。大久保山南尾根を登った映像です。4時間近くかかった道程が13分30秒で見られます。
林道を下っていくと5分足らずで民家の屋根が並んでいるのが見え、
三ツ峠グリーンセンターを通過します。入浴、生ビール、おつまみ3種、駅まで送迎がセットになった「登山パック」(2200円 税込)があります。
三つ峠駅に着くと50分ほどの待ち時間があり、隣の東桂駅まで歩きました。途中、コンビニに寄っちゃったりして狙った電車を逃してしまい次の電車に乗りました。山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。大久保山南尾根のゴジラの背や三ツ峠山東稜(ちょっとしか歩いていないけれど)は想像以上にキツい尾根でした。ゴジラの背で3、4か所、三ツ峠山東稜で1か所、デンジャラスメーターがレッドゾーンに入ったものの、一ツ石沢左岸尾根では涸沢や岩が不思議な雰囲気の沢沿い歩きをのんびり楽しむことができました。また、よろしくお願いします。