今回は千葉県の鋸山(のこぎりやま 乾坤山 けんこんざん)に登り、鋸山西の肩(テキトー)を下りました。遠征です。
鋸山はかつては凝灰岩の採石場だったけれど、いまはその採石跡の奇観や南面一帯に広がる日本寺(にほんじ)に点在する史跡を目指してたくさんの観光客や参拝客が訪れる山です。ロープウェイも敷設されています。
マイナーっぽい安兵衛井戸・沢コースという安兵衛沢沿いを登るつもりだったんですが現地で変更。車力道(しゃりきみち)コースを登り、途中からコースをはずれてみました。
下りは登山道や参道ではなく、鋸山からほぼ西へのびて明鐘岬(みょうがねみさき)という岬で東京湾に没する尾根を下ってみることにしました。けれどもこれがとんでもなく難コースで…。地形図を見るかぎりビシッと尾根が走っています。とくに名前はないようなので鋸山西の肩はテキトーな名付けです。とはいっても鋸山から東へのびる尾根は東の肩と呼ばれているようなので、それほどテキトーでもありません
眼前にバーンと広がった海を見ながら尾根を下れるかもしれません。とってもワクワクしながらいつもとは逆方向の始発電車に乗り込んだのでした。

鋸山車力道コース
(鋸山車力道コース、鋸山西の肩)
■コース | [START]JR内房線浜金谷駅→車力道コース→(2時間)鋸山→日本寺(地獄のぞき、大仏など)→(2時間30分)ロープウェイ山頂駅→鋸山西の肩→山頂駅下山道→(2時間)内房なぎさライン→(30分)[GOAL]JR内房線浜金谷駅 (7時間) |
■歩いた日 | 2021年4月18日(日) |
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■[START]JR内房線浜金谷駅→車力道コース→(2時間)鋸山
車力道は切りだした石を運んだ道なので急な勾配はありません。途中でコースをはずれ、苔むした石切場を眺めながらロープで崖を下ったり岩を這い上ったり、削り出された急な石段を何段も何段も登ったり、岩盤をカッターで切ったかのような狭い石の廊下を歩いたり、いきなり眼前に東京湾がドーンと見下ろせたり、ちょっとデンジャラスだけれども楽しい山歩きができました。























こんな案内板がコース上のあちらこちらに立っています。












































