奥多摩尾根歩き
登り尾根、七ツ石尾根

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七ツ石山→七ツ石尾根→後山林道→お祭バス停→奥多摩駅


とにかく急坂です。少しでも歩きやすいようにモノレールの。右や左に移動しながらの急降下。あまり人気ないのがわかります。でもわたくしはそれほど嫌いではありません。ただ、途中から雷雨に遭遇。ちょー怖かったです。

突入直後はこんな感じ。歩きやすいです。
こんな感じの場所もあります。
尾根を乗越す(横切る)道が見えてきました。
道に降り立ち、下りてきた道を見上げてみました。
そのまま道を横切り、尾根筋を歩いていくと、すぐにこんな場所に出ます。
モノレールの終点駅です。片倉線というらしいです。起点駅まで1時間15分、これはもちろんモノレールの時間でしょうね。
起点から3450m
線路は続くよどこまでも。
ジェットコースターと呼んだほうがしっくりきます。とてつもない急降下です。
450m歩きました。う〜ん、遅い。
このように片側が、スパッとまではいかないにしてもそこそこデンジャラスな感じに切れ落ちているところもあります。
片倉見晴駅に到着。事前の調べで絶景だと紹介されていた場所です。
が、雲が多くてイマイチ。東南方向が開けているので三頭山(みとうさん)や御前山(ごぜんやま)、大岳山(おおたけさん)といった奥多摩三山が見えるのでしょうか、見えている?
水を飲んで出発します。そういえばこのあたりに赤指山(あかざすやま。赤指尾根の赤指山とは違う山)のピークがあるらしいのだけれども、すっかり忘れていました。ま、覚えていたらどうする、ということもありませんが。
引き込み線がありました。これは下から上を見ている写真。
片倉ゴヘイザスオネに到着。というか片倉ゴヘイザスオネという案内板に到着。ここから先が片倉ゴヘイザスオネなのでしょうか。それとも片倉ゴヘイザスオネへの分岐点なのでしょうか。尾根の東にある片倉谷を地図上で辿るとゴヘイクボという地名があります。だからどうだ、ということはなく、謎です。先に進みます。
急降下。もう、珍しくもなんでもないです。
細い尾根にモノレールが這います。ふと気付くと「尾根歩き」のはずが「モノレール沿い歩き」になっています。「わたくしは尾根を歩いている。そこにたまたまモノレールがずっとずっとついてくる」という意識が大事。大事かぁ?
二つ目の引き込み線です。このあたりから東の方から雷鳴が聞こえるようになりました。濃い灰色の雲がドドドドドッと流れてきて、雨も降り出しました。
カメラの「AUTO」をはずして撮影するとこんな感じ。左や次の写真に比べるとこれがはるかに見た目に近いです。
ここは右の尾根に這い上がります。
雷鳴がドンバリドンバリ轟き、本降りになりました。雨具をザックから引きずり出し、ザックカバーをかけました。
右に道が見えますが、これは巻き道でした。数カ所にこのような巻き道らしき道がありましたが、モノレールというか尾根筋に戻れるかどうかはいずれも判然としませんでした。この道はたまたま尾根筋に戻れましたが、谷や支尾根に誘導されるといった可能性もあります。
モノレールに遭遇してからからずっと軍手をして、急坂ではモノレールやその支柱を掴みながら下りてきました。雷雨のなか、モノレールを掴む軍手はビグチョビグチョ。で、ふと気付きました。3450mもあるモノレールのどこかに落雷すると、わたくしは一巻の終わりじゃなかろうか。モノレールに雷が落ちると、青白い波動砲の光みたいなのがビュッと走ってきて、軍手もろともわたくしは焼け焦げてしまうんじゃなかろうか。すぐにモノレールから手を離しました。
写真は謎のトラロープとその先の切れ落ちた坂。トラロープで電流を逃がすのか? と思ったけどそんな訳はない。
軽いパニックのなか、モノレールの起点駅が見えてきました。無事、生還です雷雨も遠ざかっていきました。
死闘、は大げさだけど相当きつい七ツ石尾根でした。
駅の向こうに伸びる道もあったけど何となく駅前の階段をチョイス。正解でした。
林道が見えてきました。
林道に降り立ちました。スタッと降り立つ算段でしたが、見た目も体力的にもヨレヨレです。何か下調べの雰囲気と違うなあ、と思っていたら、
あっちの左端の階段が下調べで見た降り口でした。まあ、どうでもいいことですけど。
林道に降り、左へ進むとすぐにゲートがありました。左の隙間を通ります。
「ゲートを通過し、振り返った写真。
晴れ間が見えてきました。
土砂崩れの手当てをしている杉奈久保橋を通過。
大きな管というよりポッカリ開いた広大な空間に驚きました。
林道の末端。歩いてきた道を振り返った写真。また雨が降ってきました。
お祭(まつり)バス停。苦楽をともにしたザックと軍手添え。
丹波川(たばがわ)を挟んだ向こうの山肌をガスが流れます。
バスが来ました。
奥多摩駅のプラットフォームです。駅前でビールを2缶買いました。キツ怖面白かった尾根歩きでした。