奥多摩尾根歩き
ナメイリ沢右岸尾根、石津窪左岸尾根

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高萱尾根730m圏(石津窪左岸尾根下降点)→石津窪左岸尾根下降点→石津窪左岸尾根→667m標高点→(1時間10分)千ヶ沢市道沢出合あたり(千ヶ沢林道)→市道沢見学


石津窪左岸尾根高萱尾根の730m圏から南東へ下り、667mの標高点を経て千ヶ沢に没している尾根です。
問題は着地点。状況はさっぱりわかりません。尾根末端が近づくにつれ、水の音が大きくなるにつれ、緊張は高まるのでした。

チェーンスパイクを履きました。高萱尾根の730m圏から直角に南西に折れて石積窪左岸尾根を下ります。登ってきた方向から左です。長い赤テープがひらひらしていました。
立木が混んだそこそこの急降下です。
700mあたりでいきなりふわっとした尾根になりました。ここで尾根は分岐しています。右へ。
左植林のちょいヤセ尾根になりました。
ゆるく登り詰めた小ピークのどこかに667mの標高点が設定されています。
快適な尾根歩きです。
右手下の石津窪を覗き込んでみますがさっぱりなにも見えません。
640m圏で3方に分岐しています。はっきりしないぼんやりとした分岐です。スマホGPSでチェック。ほぼ直進します。
そこそこの急降下が
つづき、
刈寄山を眺めながらちょっと休憩。脚を開いて突っ張ります。
ズーズザッザズと下ってきて
下ります。代わり映えしない景色ですが実際そうなんでしょーがありません。
560m圏の分岐です。右へ。
下ってきて
500mあたりの分岐です。石積窪左岸尾根の下端は2つに分岐しているんですが、その分岐点です。安全に着地できればどちらでもいいんですが、より安全なのは? わかるわけがありません。落ち葉の凹みが深く、獣たちの往来が多そうな左を選択。
幅広い尾根を下っていきます。
右の小尾根に踏み跡がのびていますが無視。
先の見えないアセビのヤセ尾根になりました。勾配はどんどんキツくなってきます。立ち止まると水の音が聞こえます。
下ってきて
千ヶ沢林道が見えてきました。すぐそこです。降りられるのか。
下ってきて
尾根の突端は切れ落ちていました。ちょっと戻り、大岩に階段みたいなものが人工なのか自然なのか刻まれているのを発見。降りていきます。
最後はテキトーなくの字くの字で下ってきて林道に立ちました。安全、とは言い難いんですがなんとか無事に林道に降りられました。これにて石積窪左岸尾根はおしまいです。
着地点は千ヶ沢に架かる小さなコンクリート橋のすぐそばです。そういえば、前回歩いた市道沢右岸尾根の市道沢ってどんな沢なんでしょう。見てみることにしました。コンクリート橋を渡り、千ヶ沢の上流に向かいます。
3、4分で千ヶ沢の右岸に流れ込む市道沢です。写真正面です、ってまったくわかりませんね。肉眼だと葉を落とした木立越しに市道沢の流れを見ることができました。だからどーした、と言われても困るんですが、めでたしめでたし、です。
次は後編の「刈寄山南尾根刈寄山北西尾根」です。千ヶ沢林道を引き返し、盆堀林道を金堀沢沿いに上流に歩き、刈寄山南尾根の取付点をめざします。