峰戸山(三ノ戸山)東尾根、峰戸山北東尾根、赤杭東尾根、サス尾根
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■真名井沢ナシノ木沢出合→赤杭(赤久奈)東尾根→(2時間)赤杭山 →赤杭尾根→サス尾根→(1時間30分)[GOAL]JR青梅線古里駅
赤杭東尾根は真名井沢の最下端部から取り付き、ナイフリッジと言ったら言い過ぎかもしれないけれどそんな尖った岩稜の急登から始まりました。峰戸山(三ノ戸山)東尾根と同じく地形図からはわからない自然林の鮮やかな黄緑や緑にため息が出たのでした。
対岸の石段で真名井林道に上がろうと思ったんですが、赤杭東尾根の取付はすぐ近くです。林道に上がっても取付に下りられるかどうかわかりません。
ということで真名井沢の右岸を上流に向かってみると沢から登っていく桟道がつくられていました。道を進むとナシノ木沢(『復刻版 奥多摩』宮内敏雄 著 百水社 刊 60ページの地図より)の右岸を登っていくようでした。どうせなら沢から赤杭東尾根を登りたいので
引き返して真名井沢の対岸に渡り、上流に向かいます。
ほんの10mほどで赤杭東尾根の下端が見えてきました。
大岩が赤杭東尾根の最下端です。尾根はくの字にグーンとせり上がっています。
これは尾根左側のナシノ木沢。
ナシノ木沢の右岸は峰戸山北東尾根です。
赤杭東尾根の下端でザックを降ろして休憩します。ウインナー卵弁当をつくってきたんですが食欲がないのでほうじ茶を飲んだり沢の水で顔を洗ったりブラブラしました。
赤杭東尾根に取り付きます。大岩の左側の踏み跡というか獣道というかそんな道を這い上がります。
真名井沢の上流方向。
登ります。
左の尾根筋にトラバースしてくるとナシノ木沢が見下ろせました。丸太を渡した桟道が見えます。
登ってきて
登ります。岩ゴロゴロのトンガリ尾根です。かなりの急登ですが足元はしっかりしているのでそれほど厳しい尾根歩きではありません。
登ってきて
岩ゴロゴロのヤセ尾根は続きます。
登ってきて
岩ゴロゴロのヤセ尾根はまだまだ続きます。
頭上に真名井林道が見えてきました。
登ってきて。
林道に立ちました。
尾根の続きは崖です。右に回ってみると登れないこともない、みたいな場所があったんですが、林道の途中にある三角点を見てみたくて林道を左へ登っていきました。
ガードレールにこんな木札がぶら下がっていました。このあたりには四等三角点があって標高は500.22m、基準点名は梨木沢です。標石を探してウロウロしたんですが見つかりませんでした。ひょっとしてガードレールの下にあったのでしょうか。先に進みます。
ナシノ木沢、真名井沢の下流方向の景色です。
林道をてくてくと登り、
この角が赤杭東尾根です。
赤杭東尾根の下方。
尾根を回り込んでみたんですが取り付けそうな場所はありません。引き返します。
尾根を回り込み、取付場所を探しながら 歩いていると登ってくるときにはまったく気付かなかった石段がありました。
石段を登り、
その先はこんな感じ。
尾根のできるだけ下方へ、右に斜上する踏み跡をたどり
赤杭東尾根に復帰しました。林道までと林道からの尾根の雰囲気はまったく違います。岩ゴツトンガリから柔らかい尾根相になりました。
570mあたりから地形がグニャッとしてちょっと進路に迷います。
巨大なエイのような地形です。正面のピークを目指します。
600mのピークです。何があるわけではありません。
ピークからゆるやかに下ると尾根の左を巻く道が出現。迷わず右の藪っぽい尾根に踏み入ります。
岩混じりの尾根になりました。
ヒョロッとした幼木が尾根を覆っています。
尾根の右。
尾根の左。
尾根上。ではありますが、尾根の形は
右のあちらのほうがしっかりしています。
トラバースして右の尾根に移ります。美しい緑です。
移ってきた尾根の下方です。
登ります。幅広の尾根です。
そこそこキツい登りが続きます。
登ってきて
登ります。ズーッとそこそこキツい登りです。無理矢理『恋するフォーチュンクッキー』なんかを口ずさんでみます。
登ってきて
尾根幅は絞られました。ここからアセビの森です。
森の中です。
アセビの森を抜け、
ポカリと空が抜けた場所を通過します。
穏やかな道が続きます。
登ってきて
濃い雲が尾根を流れていきます。
てくてくと歩いていくと
赤杭尾根の登山道と合流しました。
ここで登山道を離れて左の尾根を登ります。
赤杭山の山頂に到着です。これにて赤杭東尾根はおしまいです。
三等三角点があります。標高は 923.49m、基準点名は大渡。大渡ってどこからきた名前でしょうか。謎です。
赤杭山山頂から北方向の景色。
赤杭山山頂から東方向の景色。
赤杭山山頂から南方向の景色。
赤杭山山頂から西方向の景色、でした。
山頂から100mほどの登山道の分岐です。直進は川苔山方向。右に折れて赤杭尾根を下ります。
赤杭東尾根と登山道の分岐まで戻ってきました。
登山道を下ります。
峰戸山東尾根、峰戸山北東尾根、蝉沢左岸尾根を乗り越します。
峰戸山を見上げながら通過。
古里駅に向かいます。
道中。
下方に山ガールが見えました。
登山道はこの道標で左に折れて下っていきますが、直進して
サス尾根という尾根を歩きます。サス尾根を下るのは2度目です。
植木鉢でできた巣箱を通過し
藪っぽい尾根道を進みます。
緩やかに下って
ポカリと明るい場所を通過します。
黄杭が尾根上に並んでいました。
建物があった雰囲気に充ち満ちた平らな場所を通過します。
やや急な坂を下ってきて
下ります。神社の屋根が見えてきました。
愛宕神社です。奥が下ってきたサス尾根です。
尾根上には石段が続いています。下ります。
ひょっとしない蛇口を通過します。
石段の急降下です。今回のルートでデンジャラス感ナンバーワンです。
長い階段を降りて青梅街道に立ちました。これにてサス尾根はおしまいです。
セブン-イレブンで缶ビールを購入し古里駅へ。跨線橋から下ってきたサス尾根が真正面に見えます。
待合所で若い男性2人組とあーだこーだと歓談しました。大学生だけれどもほとんどリモート授業で学友とのコミュニケーションはほぼゼロ。なのでキャンプでもしようじゃないかと仲間で川井キャンプ場に来たそう。コンビニで買い出しして隣駅のキャンプ場に戻る電車待ちの時間に薄汚れたオジサンに話しかけてくれたようです。「人と知り合うのが大きな目的のひとつなのに」と大学に通えないことを憤っている若者たちでした。確かに、個と個をてんでばらばらに分断するような動きは個の独立を邪魔しているような気がしてなりません。では、また! 川井駅で降りた若者たち!
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。久々に最下端からてっぺんまでビシッと尾根歩きできました。またよろしくお願いします。
待合所で若い男性2人組とあーだこーだと歓談しました。大学生だけれどもほとんどリモート授業で学友とのコミュニケーションはほぼゼロ。なのでキャンプでもしようじゃないかと仲間で川井キャンプ場に来たそう。コンビニで買い出しして隣駅のキャンプ場に戻る電車待ちの時間に薄汚れたオジサンに話しかけてくれたようです。「人と知り合うのが大きな目的のひとつなのに」と大学に通えないことを憤っている若者たちでした。確かに、個と個をてんでばらばらに分断するような動きは個の独立を邪魔しているような気がしてなりません。では、また! 川井駅で降りた若者たち!
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。久々に最下端からてっぺんまでビシッと尾根歩きできました。またよろしくお願いします。