奥多摩尾根歩き
巳ノ戸尾根・鷹ノ巣尾根、石尾根

(2/2)


ヒルメシクイノタワ→(40分)鷹ノ巣山→石尾根→[GOAL](2時間)JR青梅線奥多摩駅


石尾根は稜線ではなく南側の道を歩きました。三ノ木戸山あたりは激変していました。

鷹ノ巣山を目指します。
稲村岩尾根は急登で有名ですが、有名なだけのことはあります。
登ってきて、
登ります。
ようやくなだらかになると、
山頂です。
鷹ノ巣山には二等三角点があり、基準点名は長澤。長澤ってなんでしょう。石積みの上に載っているのが三角点だと思うんですが、かなり上げ底になっています。ズルしてる、なんて言われないでしょうか。
山頂からの景色。
山頂からの景色。
山頂からの景色。

バテました。六ツ石山からトオノクボ、榛ノ木尾根、イソツネ山を経て梅久保バス停に下るという当初の計画は止めです。まっすぐ石尾根を下ることにしました。稜線はそこそこアップダウンがキツかった記憶があります。水根山(みずねやま)の手前から将門馬場(まさかどばんば)までは稜線の南側にある道をチョイス。まー、よーするに楽なほう、楽なほうを選んだわけです。

狩倉山(かりくらやま)を過ぎたあたりで白い雲の向こうを注視するベテラン山ガール2人組です。ずいぶん前からヘリコプターの爆音が聞こえていたんですが、音は動かず明らかにホバリングを続けているようでした。山ガール2人組がそのヘリコプターを眺めながら爆音に負けない声で「吊り上げるのにずいぶん時間がかかったわね」などと話していました。どうやら尾根正面で救助活動が行われているようです。うっすらとヘリコプターと山容が見えます。やがてヘリコプターは去っていき、それを追いかけるように山ガール2人組は下山再開。それを追いかけるようにわたくしも下山再開。したとたん、後ろから若い男のトレイルランナーがわたくしをツーッと追い抜いていきました。
三ノ木戸山(さぬきどやま)の北面を通過中。
ふと見上げると山肌が削られているよう。あの尾根と
登山道がぶつかった地点がここ。驚きました。登山道を横切るこんな立派な林道ができていました。出来たてホヤホヤっぽいです。
こちらは三ノ木戸山のてっぺん方向。
林道を横切り、続きの登山道を進むと林道はあちらにも伸びていて、かつて見通尾根(みとおしおね)が林道でなくなりつつあるのを見たんですが、どうやら完全に消失したようです。

奥多摩駅を目指します。道中、祠があったり、菌類を熱心に撮影しているかたがいたり、民家跡の切り株にヤカンが載っていたり、膝がクスクスクスクスしだしたころ、ようやくコンビニの横から国道に降り立ちました。

「ねぇ、そこの奥多摩の女(ひと)ー、今度いっしょに尾根歩かない?」
「ごめんなさい」「ごめんなさい」
奥多摩に夜のとばりがゆっくりと下りてくるのでした。