奥多摩尾根歩き
マミ谷右岸尾根、日蔭名栗山南尾根

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マミ谷右岸尾根→ツバノ尾根合流(1490m圏)→(2時間40分)高丸山(石尾根)→(15分)日蔭名栗山直下→日蔭名栗山南尾根→峰谷林道→(2時間)峰谷バス停→(45分)[GOAL]峰谷橋バス停→JR青梅線奥多摩駅


マミ谷右岸尾根の上部は右からも左からもゆったりとうねる尾根がにじり寄ってくる広々とした尾根で、思いがけない深い雪に足を取られもする尾根歩きになりました。

このあたりは雪は10cm以上積もっています。トラバース(山腹水平移動)しているシカやタヌキかキツネの足跡をたどります。楽しいです。
カタツムリみたいな木を通過します。
ツバノ尾根に合流してから尾根は穏やかになりました。
ザッグリザッグリと歩きます。
1580m圏の標石を通過します。
1600m圏で左から登ってきた尾根と合流(ここで気付いて日付を解除)。
1630mあたりの標石を通過します。少し前からツガが増えてきました。高丸山まで標高差で約100mです。
振り返って撮影。雪は深いところで30cm以上あります。壺足と言うにはおおげさかもしれませんがじゅうぶん丼足です。
左に鷹ノ巣山、右に日蔭名栗山が見ながら
登ってくると
石尾根に合流。
ほんの少し右(西)へ登ると標石の埋まった
高丸山の山頂(1733m)です。これにてマミ谷右岸尾根、ツバノ尾根はおしまいです。
富士山がきれいでした、って、ちゃんと写っていませんが。
高丸山から東へ、石尾根を日蔭名栗山南尾根を目指します。とてつもない急降下です。奥多摩湖や御前山(ごぜんやま)、笹尾根を眺めながらというか眺められず足元に視線を落としっぱなしでじわりじわり下っていきます。
下りきった鞍部で右の石尾根の巻道へ進みます。
ビシッと整備された巻道をてくてくと歩きます。
日蔭名栗山南尾根の乗越点に着きました。山側の「79|-」の林班堺票が目印になりますが、残念ながらいつまでも立っているわけではありません。
日蔭名栗山南尾根を下ります。初っ端は急降下です。
下ってきて
下ります。
1400m圏で右へ進路変更。1470mあたりですでに下る方向が違っていました。いつだったかも間違った気がします。
下ります。
1290mあたりの分岐です。左へ。
落ち葉を踏んだり蹴ったり、ドシャドシャと下ります。
1261mの標高点を通過します。
標高点を少し下ると植林帯にぶつかります。右の雑木帯へ。
下ってきて
下ります。とんでもない急降下です。
下ってきて
下ります。アセビの森です。
罠 罠 罠 テイク ア ピクチャー ナウ(ニジュー『Take a picture』)。
下ってきて
急降下が続きます。
罠 罠 罠 テイク ア ピクチャー ナウ(ニジュー『Take a picture』)。
急降下から
尾根をはずれ、左へトラバース。
祠の背景に下ってきた日蔭名栗山南尾根が見えます。
林道です。
林道に降りました。これにて日蔭名栗山南尾根はおしまいです。
モクボ谷沿いの林道との合流点。上流側は分厚い氷が張っていました。
モクボ谷。
ライオンの顔みたいな氷を通過し、
山側を慎重に歩きます。
左奥のゲートで林道はおしまいです。右の橋を渡ります。
峰谷バス停に着きました。最終バスは100万年くらい前に出たようです。乗れなければ1分前だろうが100万年前だろうが同じでしょ。ん? それホント? などと不毛な自問自答やら色濃くなる闇の中でザックから防寒用の雨合羽を引っ張り出し、峰谷橋バス停を目指して歩きます。
峰谷橋バス停です。奥多摩駅行きのバスがやってきました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。マミ谷右岸尾根の取付は思い出しただけでもシビレます。無事に帰れたのはたんなる僥倖か、持てる力の限界内だったのか、答えは出そうにありませんが両手のすべての関節と筋肉がギシギシと軋むのを感じるは悪い気分ではありません。また、よろしくおねがいします。