奥多摩尾根歩き
伊豆ヶ岳東尾根、殿入谷右岸尾根、子の山北尾根(ちょっと)

(3/3 子の山北尾根)


観音堂→子の山林道→謎の道→子の山北尾根→(1時間10分)子ノ権現天龍寺(見晴台、御守り購入)→関東ふれあいの道→(1時間30分)[GOAL]西武鉄道西武秩父線吾野駅


『詳細図』の子の山林道から朝日峠を経由するルートで子ノ権現に登るここづもりがこじらせてしまいました。子ノ山北尾根(テキトーな名付け)をちょっと登り、子ノ権現の横手に出ました。伊豆ヶ岳東尾根殿入谷右岸尾根のおまけのつもりだったんですがなかなかハードな山歩きになりました。

お堂から殿入ヤツに沿って林道大桜線という林道が登っていました。この林道の先に石仏が眺めていた集落があります。反対方向の久通川沿いに下り、
右手の子の山林道に進みます。
てくてくと林道を歩きます。
名前のわからない谷川に沿っててくてくと歩きます。
『詳細図』の朝日峠に向かう道はここのはず。林道をはずれます。細い電柱の横に「安曇幹線344号に至る」の杭が立っていました。
名前のわからない谷川の右岸に流れ込んでいる名前のわからない小さな谷川の右岸に沿う道をたどります。
道は崩れたり復活したりの息も絶え絶え状態で続きます。
左岸に移ったりもします。
道は踏み跡らしきものに変わり、
小さな崩落を越え、
あやふやな踏み跡をたどるのがめんどーになりました。対岸の壁みたいな山腹を登っていけば子ノ山の北尾根(以降、子ノ山北尾根)に乗れるはずです。後ろをグーッと見上げると林道のカーブミラーが見えましたが、林道に這い上がるのはすごすご感があるので
対岸のとんでもない勾配に取付きます。大きなテキトーなくの字くの字で獣の踏み跡をたどったりたどらなかったりしながら登ります。
登ってきて
登ります。古道をてくてくとたどって子ノ山北尾根から林道に復帰して子ノ権現へ、という当初のイメージとはかけはなれています。
どーゆールートで登ってきたのかさっぱりわかりませんが登ってきて
もうすぐ子ノ山北尾根の稜線です。
450m圏で子ノ山北尾根に乗りました。尾根上にはしっかりした道があることにちょっと驚いて道の向こうに赤テープが巻かれていたことにもちょっと驚きました。
子ノ山北尾根のこんな尾根道を登っていくと
林道にぶつかりました。
子ノ山北尾根の続きはとても取付けそうにありません。
林道を子ノ権現に向かって歩き始めてすぐ、ここなら尾根に取付けそう。
キツい斜面を登ってきて
登り、鐘の音がひとつ聞こえてきました。
登ってきて子ノ山北尾根に復帰しました。また鐘の音がひとつ聞こえてきました。
子ノ山北尾根の下方。踏み跡があるのでもう少し下から取付けたかもしれません。
登ります。風が強いです。
登ってきて
あっと驚く一升瓶畑です。
一升瓶畑を過ぎるとすぐにこんな場所に出ました。微妙な雰囲気ですがこれにて子ノ山北尾根はおしまい、とします。
左へ、子ノ権現の裏なのか横なのかを歩いていき、
高みをめざして整備された道や階段を登っていくと鐘楼があって
奥には「釈迦堂」と彫られた扁額が掛かっているお堂が建っていました。ここはどうやら経ヶ峰というピークのようです。
東京スカイツリーも見えるという展望所からの
眺め。確かに見えました。
展望所から下ってきて子ノ権現天龍寺の本坊。子ノ権現の正式名称が子ノ権現天龍寺かと思ったら大鱗山雲洞院天龍寺(だいりんざんうんどういんてんりゅうじ)がもっと正式な名前らしい。「坐骨神経痛がよくなりますように」
「めおと下駄」。
2トンあるという鉄のわらじ。
子ノ権現を守る仁王像。
子ノ権現を辞し、ここから林道をはずれて関東ふれあいの道へ。吾野駅をめざします。
立派な道が続きます。
関東ふれあいの道の案内板。吾野駅まで1km。
社に立ち寄り、
降魔橋を渡り、
首をかしげすぎている案山子を眺め、
街灯が灯った道をてくてくと歩き、国道に出るのはなんとなく嫌だったので高麗川を渡る手前でテキトーに
右手の住宅地に入ってみました。「鹿は氏名記入し指定の日に出して下さい」って鹿って鹿? 名前はどこにどうやって書くのでしょう。専用の袋なんかがあるのでしょうか。捨てるのなら欲しい気もするんですがいただいても困るような気もするし、
軽い衝撃に見舞われながら住宅地内で迷子状態に。空き地をテキトーに突っきたりしているといきなり道標が現れました。
飯能行きの電車に追い越されます。
吾野駅に到着。秩父街道吾野宿を歩き、下調べしておいた食料品店に行ったんですが廃業したようです。駅に戻り、駅前の食堂兼売店兼みやげもの店へ。Googleマップのクチコミに批判的な内容が多く、できればここには立ち寄りたくなかったんですがしょーがありません。ビールのためです。虎穴に入らずんば虎子を得ず。「缶ビール1本ください。いくらですか」「350円です」「はい400円」「お釣りね。どーも」「ありがとう」。フツーでした。よかったです。無事、缶ビールを購入し、駅ホームへ。
飯能行きの電車がやってきました。駅員さんの姿勢のよさに感動。
山の神様、足腰守護の仏様、地権者の皆様、ありがとうございました。ヒヤヒヤしたり、のんびりてくてく歩いたり、山肌に這いつくばったり、ヤセ尾根に抱きつきそうになったり、楽しい尾根歩きでした。またよろしくお願いします。