奥多摩尾根歩き
岩下谷右岸尾根、三ツ又窪尾根

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岩下谷ノ頭→長沢背稜→(20分)タワ尾根→金袋山→(1時間35分)三ツ又窪尾根→(40分)旧日原林道→(1時間35分)日原林道→(25分)[GOAL]東日原バス停


三ツ又窪尾根は紅葉の終盤の「落ちるよー、もうすぐ落ちますよー」とつぶやくきれいな葉っぱに覆われていました。旧日原林道を捉えそこねてビバーク? のキツーい下山になってしまいました。旧日原林道は日原雲取道という名前もあるようです。近々、ちゃんと調べてみようと思っています。

長沢尾根をてくてく歩き、タワ尾根に到着です。下ります。
モノレール沿いに下っていきます。
ぐんぐん下ったり登ったり、
大京谷ノ峰を通過します。すぐにモノレールを軽々と(イメージ)またぎ、
右手の窪みを下ります。
この岩稜は右へ。
ウトウの頭に到着。
花が捧げられていました。ほうじ茶を飲みながら小休止して出発します。
アセビの森の急降下です。
もう紅葉はおしまいでしょうか。
篶坂ノ丸(すずさかのまる)を通過します。
金袋山(きんたいさん)を通過します。
右手の尾根が気になりました。美しい尾根です。地図を見ると三ツ又窪の左岸、水ノ窪の右岸を下っている尾根です。実は16時台に東日原を出るバスに間に合うかも、と、てくてくというかてっくてっくくらいの速いテンポで歩いていたんですがどうも間に合わない、ということが判明。んー、ならばとちょっと思案の末、時間調整を兼ねてここから尾根を下ることにしました。1200m圏です。
ズザズザと下ります。
歩きやすい尾根です。
下ります。
下ります。
尾根を横切る旧日原林道を目指して下ります。
下ってきて
下ります。
美しい尾根ですが
旧日原林道が気になります。わかるかな? と、ちょっと不安です。
下ってきて
下ります。
尾根は左右に分岐しています。左を選択。
けれどもすぐに崖。進路を間違えました。右の尾根にトラバースします。
1050mあたりの大岩を巻くように下ってきました。
右の尾根に乗りました。上方。
下ります。
950mあたりで線を引いたようにビシッと植林帯に突入します。
植林帯に入ってすぐ尾根を横切る道にぶつかりました。
右方向。
左方向。これが旧日原林道でしょうか。確信はありません。前に歩いたときの記録が手元にあればいいんですが予定外のルートなので準備はしていません。んーー、これにて三ツ又窪尾根はおしまい、ということにしてもいい、のかな、どうなのかな。まっ、暫定的におしまい、ということにします。
悩んでも解答は出ません。道? 踏み跡? をたどります。
道? は、あやふやになったりはっきりしたりしながら続きます。
ブナでしょうか。大木が周囲を睥睨するように立っていました。うーん、この風景に見覚えはありません。どうやら旧日原林道はもっと下のようです。
水ノ窪です。この左岸と植林帯の境い目を下りながら旧日原林道を探ります。
880mあたりで道? を発見。たどります。
植林帯の中はかなり暗いです。ちょと焦ってきました。
とにかく日原林道の起点、日原川の下流方向に進みます。
のっぺり道を必死に急ぎに
急ぎ、
こののっぺり道はそーとー怖かったです。と言うかこれって道?
ついにヘッドライトを点灯。ナイトハイクなどと余裕ぶっている場合ではありません。小さな円い視界で道をたどるのはほぼ無理。スマホGPSで進行方向だけ定めて藪をかきわけ間伐された木やら枝を乗り越えていきます。気温は低いはずなのににじみ出る汗を軍手で拭いながら進みます。
真っ暗ですが肉眼では日原渓流釣場の駐車場の白いラインが浮かび上がって見えていました。もうすぐ日原林道です。
駐車場向かいの水道施設の上に覆いかぶさるように立っている大岩らしきものが見えました。基底部に沿って下っていきます。
落石防護フェンスと森林再生間伐事業の看板が見えてきました。
あちらから下ってきました。って真っ暗です。日が暮れてからはひょっとしてビバーク? と思ったりしたんですがなんとか下山できました。
水道施設横の階段で日原林道に降ります。
東日原バス停に到着。最終バスまでの約1時間、月ひとつ出てくれない山あいを眺めていました。
途中下車して缶ビール購入。奥多摩の女(ひと)に会いました。
「いやーまいったよ。無事に帰ってこられてよかったよ。疲れているんだけどなんだか体も気分も興奮状態なんだよね。詳しくはサイトを読んでくれればうれしいな。じゃあ、また」
山の神様、地権者の皆様、たいへんな一日でしたがきょうもありがとうございました。これに懲りずにまたよろしくお願いします。