奥多摩尾根歩き
石津窪右岸尾根、高萱尾根

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伐採地てっぺん→(10分)石津窪山→高萱尾根→高萱山→(1時間40分)金掘沢伝名沢出合→盆堀林道→沢戸橋→檜原街道→(1時間30分)[GOAL]JR五日市線武蔵五日市駅


高萱尾根は下っているはずなのに何度もそこそこ大きなピークを登ります。「大丈夫なのかな」と思うくらい登りますが、終盤に一気に帳尻合わせがやってきます。分岐がとてもややこしく林道への着地もめちゃくちゃ苦労しました。登りだとどーってことないかもしれません。林道を横切ってまたまた大小のピークを越えて林道にズザザと降りました。

伐採地を後にします。
市道山と臼杵山を結ぶ尾根道を臼杵山の方向に向かいます。
10分足らずで高萱尾根の下降点に着きました。
道標の反対側が高萱尾根です。
ちょっと先の749mの標高点あたりに「石津窪山 749m」と彫られた山名板が木にくくりつけられていました。引き返して
高萱尾根を下ってきて
ぐんと登ります。下っていく尾根のはずですが派手な登りです。
今度は下りなしの登りです。帳尻は合うんでしょうか。
ピークから直角に右に下って
下った以上に登ります。
770m圏の高萱を通過します。
すぐの分岐はほぼ直進。
岩ゴツなヤセ尾根になったりもしたんですが
しつこく登ります。
ちょっと下って鞍部です。つまりまた登りです。
730m圏の分岐はほぼ直進。改めて写真を見ているとずいぶんと分岐が多い尾根です。下るより登ったほうが楽ちんに違いありません。
すぐに720m圏の分岐です。ここは進行方向やや左へ。
いきなりのキッツい急降下です。ここで登り下りの帳尻を一気に合わせようという作戦かもしれません。
急降下の途中、右手にやけにはっきりしたトラバース(山腹水平移動)道がありました。なんとなくスマホGPSで確認。げっ、あちらの尾根が下りたい尾根です。みんな間違うんでこの道ができたのでしょう。そんな訳ないか。
尾根を移りました。尾根を見上げます。720m圏の分岐は進行方向やや左でよかったんですが、すぐ右に下る分岐があったようです。どんまい!
次は630m圏の分岐です。やや右へ。このあたりはややこしい地形です。
590m圏です。尾根は凹みました。見えづらいですが、とぐろを巻いた錆びたワイヤーが落ち葉に埋まりかけていてその先が凹んでいます。ほぼ直線の凹みです。おそらく伐った木をここから滑り落としたんだと思います。凹みの右の尾根へ。
凹みにつかずはなれずで下っていきます。
凹みの終端に立っています。伐りだした木はここからどうなったんでしょう。
下ってきて
おだやかな尾根道になったかと思ったんですが
すんごい急降下になりました。帳尻合わせが足りなかったようです。
林道(伝名沢線)が見えてきました。
先細りになってきた尾根を下っていくと落石防護網を引っ張るワイヤー群にぶつかりました。これはかなりそーとーよろしくない状況です。
案の定、尾根の突端は落石防護網でビシッと囲まれていました。防護網から逃れなくてはなりません。右か左か。なんとなく左へ。
ちょっとデンジャラスなトラバースがつづきます。
防護網が山肌にぺたりと張り付いた場所もあります。防護網の上をクライムダウンで林道に降りられそうですがそろそろ防護網は終わりそう。
トラバースしてきて
ようやく防護網は終わり、擁壁の上を歩いていくと
擁壁の端で林道に降りることができました。赤テープがあってテープは尾根の横っ腹を点々と高萱尾根の稜線に向かって登っています。やはり高萱尾根は登りが楽ちんみたいです。
林道をちょっと下り、下ってきた高萱尾根を見上げます。
振り返ると林道の向こうに高萱尾根はつづいています。ガードレールの切れ目から下り、
下ってきて
ヤセ尾根というよりとんがった尾根を下ります。とんがり尾根はすぐに終わり、
植林の中へ。
あっ、また登りです。
ピークから
下ります。
藪をかきわけながら林道(盆堀林道)に降りてきました。これにて高萱尾根はおしまいです。
すぐにゲートを抜けて「しんじゅくの森」の看板がある広場でチェーンスパイクを脱いでザックに押し込みました。
左からの盆堀川と右からの伝名沢の出合に降りてみました。水は一滴も見えません。
取水場を過ぎて盆堀林道が終わり、砕石工場を過ぎ、
臼杵山への登山口手前の馬頭観音や碑を過ぎ、
沢戸端を渡り、
武蔵五日市駅に到着です。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。4つの尾根それぞれに特徴があって楽しい尾根歩きができました。それにしてもきょうの山域は沢だらけです。ということは尾根だらけなわけです。また、よろしくお願いします。