今回は箱根山東尾根(はこねやまひがしおね)を登り、箱根山西尾根を下りました。名前はどちらもテキトーです。
箱根山東尾根は山手線内の最高峰である箱根山をてっぺんにして、ほぼ東に延びてあっという間に遊歩道に没しています。箱根山南西尾根は箱根山をてっぺんにしてほぼ西に延び、こちらもあっという間に遊歩道に没しています。どちらもよく歩かれているようです。
箱根山は東京都立戸山公園の箱根山地区(新宿区戸山二丁目)にあります。散歩する老人や腕をグルグル回しながら馴染みの定食屋から戻ってくる会社員(場所柄、公務員かもしれません)、ベビーカーに乗った赤ちゃんや気だるげにベビーカーを押すママたちに、椀を伏せたような均整のとれた山容を余すところなく見せています。標高は44.6m。たくさんの登山者が訪れる賑やかな山頂でした。
箱根山東尾根、箱根山西尾根
(番外編)
■コース | [START]箱根山南口(戸山町地域安全センター横)→箱根山東尾根取り付き→箱根山東尾根→箱根山→箱根山西尾根→[GOAL]戸山公園サービスセンター (全行程で約40分) |
■歩いた日 | 2020年4月23日(木) |
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■[START]箱根山南口(戸山町地域安全センター横)→箱根山東尾根取り付き→箱根山東尾根→箱根山→箱根山西尾根→[GOAL]戸山公園サービスセンター
箱根山東尾根は49段の階段で箱根山山頂に到達できます。箱根山西尾根も49段の階段(石の小さな出っ張りも計算に入れると50段)で下山できます。特に危険な場所はありません。展望はまーまーでした。
こんにちは。自宅から歩いています。志村けんさんが亡くなったときテレビによく映っていた国立国際医療研究センターを通過します。
すぐ前が国立国際医療研究センター前バス停です。
20秒ほど歩くと道路の向こうに総務省統計局が見えます。歩かなくても最初から見えています。あちらに渡らず、
この横断歩道を渡ると10秒ほどで牛込警察署戸山町地域安全センター(元交番)です。
地域安全センターを過ぎてすぐのここが「箱根山南口」。本日の登山口です。
案内版。戸山公園は箱根山のある「箱根山地区」と、明治通りを挟んだ向こうにスポーツセンターなんかがある「大久保地区」に分かれています。
突き当たりを左へ。
道なりに歩いて行くと道は3つに分岐しています。
道標に従い、真ん中の道を歩きます。
また「箱根山」の道標です。右に進みます。
階段です。
右手に教会のような建物が見えてきました。戸山教会附属戸山幼稚園という幼稚園らしいです。
先に進みます。
おっ、どーやらあれが箱根山です。すぐ左に箱根山西尾根が見えていますが、見なかったことにして右に回り込みます。
あれが箱根山東尾根の取り付きです。
取り付き横の案内板。案内板にはおおよそ以下のようなことが書かれています。
尾張藩の下屋敷として20〜30年かけてつくられた廻遊式築山泉水庭(かいゆうしきつきやませんすいてい)「戸山荘」が荒廃や復旧を繰り返し、昭和29年からいまの公園になった。明治に陸軍戸山学校用地になった頃から玉円峰(ぎょくえんぽう)という築山が誰からともなく箱根山と呼ばれるようになった。当時の庭園を偲ぶことができるのは箱根山だけ。
尾張藩の下屋敷として20〜30年かけてつくられた廻遊式築山泉水庭(かいゆうしきつきやませんすいてい)「戸山荘」が荒廃や復旧を繰り返し、昭和29年からいまの公園になった。明治に陸軍戸山学校用地になった頃から玉円峰(ぎょくえんぽう)という築山が誰からともなく箱根山と呼ばれるようになった。当時の庭園を偲ぶことができるのは箱根山だけ。
取り付き横の案内板。『新選東京名所図会』に描かれた戸山荘です。切り替え画像で玉円峰の位置を示しています。
箱根山東尾根を登ります。
道中。ツツジが満開です。
箱根山の山頂です。これにて箱根山東尾根はおしまいです。
「N」と「標高44m6」と彫られた石板が埋め込まれ、調べてみたんですが何なのかわからない石柱が立っていました。
山頂の案内版。「自己申告」で「無料」の「登頂証明書」が戸山公園サービスセンターでもらえることなどが書かれています。
元気そうな老人やフツーそうな老人、気をつけないと踏んづけてしまいそうな小っちゃい犬を連れた若い女性、子連れのママ友たち、トレーニングウェアをビシッと身につけて階段を2段飛ばしで登ってくる若い男性、わたくしみたいによくわからない部類の年齢不詳の男性や女性、次から次へと登山者がやってきます。山頂でずーーっと体操をしているオジサンもいます。こんなに賑やかな尾根歩きは初めてです。
元気そうな老人やフツーそうな老人、気をつけないと踏んづけてしまいそうな小っちゃい犬を連れた若い女性、子連れのママ友たち、トレーニングウェアをビシッと身につけて階段を2段飛ばしで登ってくる若い男性、わたくしみたいによくわからない部類の年齢不詳の男性や女性、次から次へと登山者がやってきます。山頂でずーーっと体操をしているオジサンもいます。こんなに賑やかな尾根歩きは初めてです。
四角いベンチの中央にはめ込まれた方位盤。
北。方位盤によるとサンシャイン60がある方向です。
東。方位盤によると国技館があります。いまなら東京スカイツリーははずせないところです。
南。とくになにもありませんが、ちょっと東寄りには東京タワーが立っています。
西。奥多摩はあっちです。
箱根山山頂を堪能しました。箱根山西尾根を下ります。
下ってきました。これにて箱根山西尾根はおしまいです。箱根山にはもう1本、箱根山北西尾根がありますが、そちらもよく似た尾根だと思われます。さようなら! 箱根山!
さて、戸山公園サービスセンターに向かいます。「箱根山地区」をテキトーに下っていきます。
「箱根山登山口」の道標を通過します。この後、公園内をテキトーにさまよって、都営戸山ハイツアパートを抜け、
向こうの突き当たりに明治道りが見える道に出ました。
明治道りを渡ります。正面は新宿コズミックスポーツセンターです。
新宿コズミックスポーツセンター横の新宿コズミック通りに入ります。
休館中の新宿中央図書館・こども図書館を通過します。
靴やゲートル(?)を通過します。
双眼鏡とカブトムシ(メス)を通過します。
新宿コズミック通りの突き当たりに戸山公園サービスセンターがあるはずなんですが工事中のフェンスで囲まれています。
ありました。フェンス左のプレハブで業務が行われていました。
ここです。武漢かぜ対策でドアをノックして係員に出てきていただくようになっていました。
『尾張大納言殿下屋敷戸山荘全圖』(国立国会図書館蔵)。箱根山は池を掘ったときの土でつくられたらしい。左が北。
戸山公園サービスセンターで交付された「登頂証明書」。「尾張戸山荘今昔」というリーフレットと手提げ袋もいただきました。箱根山山頂から奥多摩方向の眺めと合成してみました。軍手は演出です。
山の神様、地権者である東京都、戸山公園サービスセンターさん、ありがとうございました。
『奥多摩トラバース』でもちょっと構成を変えて掲載しています。気が向いたらお読みください。
山の神様、地権者である東京都、戸山公園サービスセンターさん、ありがとうございました。
『奥多摩トラバース』でもちょっと構成を変えて掲載しています。気が向いたらお読みください。