
江戸小屋尾根、中尾根
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■神戸岩〜郷土資料館〜武蔵五日市駅
神戸岩から郷土資料館というバス停まで歩きました。

















商店はコンクリートの三和土に洗剤やトイレットペーパーやなんやかんやの雑貨が並んでいました。その奥にはガラスの入った引き戸で区切られた、土間より一段高くなった居間があるようだ。磨りガラス戸の向こうでテレビの映像がぼんやりと動いています。大きな音も聞こえる。ガラス戸は少し引かれていて、そこにはまるように小太りのおばさんが居間にいる人と話しています。どうやら居間にいる人の親類が車でどこかに出かけてなかなか帰ってこないけど大丈夫だ、とかなんとか10分以上なぐさめているような話やら世間話が続いています。とはいっても話しているのはほぼおばさんですが。聞き役はおじいさんで、ガラス戸の向こうでコタツに座っているようです。
どちらも私に気付かず、おばさんの話は続きます。(中略1)バスの時刻までまだまだあるので私は店内の種子や菓子やバケツなんかを一品一品眺めていました。(中略2)
「あら、お客さん」と突然、おばさんの声。おばさんは「だいじょーぶよー」と居間に声をかけながら出て行きました。それからまた5分近くたったでしょうか、往時の馬場さんを思わせる動きで店の主人がゆっくり出てきてくれました。そして缶ビールを購入。おじいさんは動作はゆっくりなんだけど、金額を答えるときは素早かった。
「○百円」(結構いいお値段でした)
ありがとう、おじいさん。お元気で。






