今回は幸神尾根(さちがみおね こうじんおね)、ロンデン尾根を登り、448m標高点南尾根を下り、真藤ノ峰南尾根(まふじのみねみなみおね)を登り、麻生山東尾根(あそうさんひがしおね)を下りました。幸神尾根とロンデン尾根を歩くのは2度めです(←過去の尾根歩きへ)。
幸神尾根は武蔵五日市駅の東から北西になだらかに登り、勝峰山(かつほやま)という山への分岐でロンデン尾根に合流するまで。ロンデン尾根は幸神尾根と同じあたりを下端にしてやはり北西へなだらかに登り、勝峰山で西にカクっと曲がり幸神尾根と合流。再び北西へ登り、白岩山(しろいわやま)という山の先で金毘羅尾根(こんぴらおね)に合流するまでの長い尾根です。麻生山東尾根は麻生山東面の枝サンゴみたいな尾根の絡みを東へ東へとたどった尾根です。448m標高点南尾根はロンデン尾根の448m標高点から、真藤ノ峰南尾根は真藤ノ峰からほぼ真南に下っている尾根です。
幸神尾根とロンデン尾根は『奥多摩 登山詳細図(東編)』(吉備人出版 以降、『詳細図』)に掲載されているルートですが、448m標高点南尾根、真藤ノ峰南尾根、麻生山東尾根の掲載はなくテキトーな名付けです。地形図にも破線(徒歩道)はありません。
幸神尾根からロンデン尾根に移り、448m標高点から南尾根を林道深沢線(りんどうふかざわせん 以降、深沢林道)まで下り、深沢林道をちょっぴり歩き、真藤ノ峰の南尾根を登るというオプションをはさみ、ロンデン尾根に復帰。白岩山の先で今度は金毘羅尾根に合流し、麻生山へ。麻生山から麻生山の東の尾根を下ってつるつる温泉を目指すというルートです。
なんだかさもしいと言うかガッツいたと言うか、ゴニョゴニョした尾根歩きですが、これはひとえに時間調整のためです。幸神尾根、ロンデン尾根、麻生山東尾根とそこそこすんなりしたルートを歩けばつるつる温泉に午前中に到着する可能性もあります(見栄の張り過ぎか)。ちょっと早すぎます。そこで『詳細図』やら地形図やらGoogleマップの航空写真を検討して448m標高点南尾根と真藤ノ峰南尾根を選び、つるつる温泉の到着が15時くらいになるように調整した次第です。

幸神尾根、ロンデン尾根、麻生山東尾根、448m標高点南尾根、真藤ノ峰南尾根
(1/3)
| ■コース | [START]JR五日市線武蔵五日市駅→(25分)ぐみの木峠→幸神尾根→深沢山→(1時間15分)ロンデン尾根に合流→(25分)448m標高点南尾根→(20分)深沢林道→(15分)真藤ノ峰南尾根→(1時間)真藤ノ峰→梵天山→(40分)白岩山→金毘羅尾根と合流→(50分)麻生山→麻生山東尾根→(1時間55分)都道184号→(10分)[GOAL]つるつる温泉→JR五日市線武蔵五日市駅 (7時間15分) | 
| ■歩いた日 | 2022年2月19日(土) | 
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。
■[START]JR五日市線武蔵五日市駅→(25分)ぐみの木峠→幸神尾根→深沢山→(1時間15分)ロンデン尾根に合流→(25分)448m標高点南尾根→(20分)深沢林道
幸神尾根は短い急登がポコリポコリとあるだけでなだらかな尾根歩きが続きます。
ロンデン尾根の前半もなだらかな尾根歩きが続き、伐採地から採石場を望んだり、登っている感覚がほとんどないままなんとなく高度を上げていきます。
    448m標高点南尾根は意外にも踏み跡があって驚きました。下降点は人様んちなのかどうなのか微妙。多分、林道。
 おはようございます。武蔵五日市駅です。駅舎内でタオルを首に巻き、作業用ゴム手袋に軍手の重ね手袋の装備を終え、出発します。背中方向に進み、派出所を左折。
おはようございます。武蔵五日市駅です。駅舎内でタオルを首に巻き、作業用ゴム手袋に軍手の重ね手袋の装備を終え、出発します。背中方向に進み、派出所を左折。 五日市線のガードをくぐります。
五日市線のガードをくぐります。 ここで左折します。
ここで左折します。 まいまい坂という古道(多分)を通過し、
まいまい坂という古道(多分)を通過し、 ここで右折。
ここで右折。 正面奥に見えているに違いない幸神尾根に向かって歩きます。曇天です。天気予報は日中は曇りで、夕刻前から雨かみぞれか雪ということで予報業界はほぼ統一されているんですが、大穴を狙って晴れマークをつける予報会社もありありました。
正面奥に見えているに違いない幸神尾根に向かって歩きます。曇天です。天気予報は日中は曇りで、夕刻前から雨かみぞれか雪ということで予報業界はほぼ統一されているんですが、大穴を狙って晴れマークをつける予報会社もありありました。 この四つ角を右へ。
この四つ角を右へ。 このあたりがぐみの木峠でしょうか。ザックから杖を引っ張り出して、読めないけれど気持ちは伝わる(ような気がする)看板の左から幸神尾根に取付きます。
このあたりがぐみの木峠でしょうか。ザックから杖を引っ張り出して、読めないけれど気持ちは伝わる(ような気がする)看板の左から幸神尾根に取付きます。 取付いて5分ほどで
取付いて5分ほどで 2 宇の祠と
2 宇の祠と その左に2体の石像が立っていました。
その左に2体の石像が立っていました。 なだらかな尾根道からグッと登ると
なだらかな尾根道からグッと登ると 地蔵山(320m圏)の山頂です。ポコっと突き出た場所にお地蔵さんが立っています。
地蔵山(320m圏)の山頂です。ポコっと突き出た場所にお地蔵さんが立っています。 地蔵山の山頂から下って登るとすぐにためぐそ山(320m圏)の山頂です。
地蔵山の山頂から下って登るとすぐにためぐそ山(320m圏)の山頂です。 右に歩きやすそうな尾根が下っていましたが、幸神尾根は左のもっと歩きやすそうな尾根道です
右に歩きやすそうな尾根が下っていましたが、幸神尾根は左のもっと歩きやすそうな尾根道です ロープの張られたそこそこの急登です。
ロープの張られたそこそこの急登です。 登り詰めると東屋が建っています。370m圏です。
登り詰めると東屋が建っています。370m圏です。 以前に来たときに比べて木がずいぶん育って展望はキュッとせばまっていました。
以前に来たときに比べて木がずいぶん育って展望はキュッとせばまっていました。 タヌキのためぐそ。ちょっとタイミングが悪いです。ためぐそ山の山頂かすぐ前後にあれば面白かったのに。
タヌキのためぐそ。ちょっとタイミングが悪いです。ためぐそ山の山頂かすぐ前後にあれば面白かったのに。 道を離れて尾根上を歩いているときょう初めての雪を見ました。
道を離れて尾根上を歩いているときょう初めての雪を見ました。 400mあたり。尾根の十字路みたいな場所です。右に進みます。
400mあたり。尾根の十字路みたいな場所です。右に進みます。 心地よい尾根歩きです。
心地よい尾根歩きです。 ゆるやかに登ってきてゆるやかに下ります。こんなしっかりした道が続き、
ゆるやかに登ってきてゆるやかに下ります。こんなしっかりした道が続き、 カモシカがこちらをジッと見ていました。
カモシカがこちらをジッと見ていました。 近づいて「写真撮るね」って声をかけたとたん脱兎のごとく駆け下りていってしまいました。すごく驚いたみたいです。悪いことをしました。
近づいて「写真撮るね」って声をかけたとたん脱兎のごとく駆け下りていってしまいました。すごく驚いたみたいです。悪いことをしました。 深沢山(ふかざわやま)の山頂に到着しましたが路傍のピークといった風情です。
深沢山(ふかざわやま)の山頂に到着しましたが路傍のピークといった風情です。 展望はありません。先に進みます。
展望はありません。先に進みます。 深沢山山頂から少し先の460mの標高点と思われるあたりを通過し、
深沢山山頂から少し先の460mの標高点と思われるあたりを通過し、 かなり上から垂れ下がっている蔓を通過します。ターザンはできません。ぶらんぶらんです。
かなり上から垂れ下がっている蔓を通過します。ターザンはできません。ぶらんぶらんです。 とんでもない水があるようですがどこなんでしょう。インキンに効いたりするのかな。
とんでもない水があるようですがどこなんでしょう。インキンに効いたりするのかな。 ロンデン尾根に合流します。ここを深沢山北峰、先ほどの深沢山を深沢山南峰と呼ぶこともあるようです。これにておだやかだった幸神尾根はおしまいです。左折します。
ロンデン尾根に合流します。ここを深沢山北峰、先ほどの深沢山を深沢山南峰と呼ぶこともあるようです。これにておだやかだった幸神尾根はおしまいです。左折します。 頑丈なもの同士がぶつかり合う鈍い音や重機のエンジン音が聞こえてくるようになりました。こんな尾根道を歩き、
頑丈なもの同士がぶつかり合う鈍い音や重機のエンジン音が聞こえてくるようになりました。こんな尾根道を歩き、 伐採地に出ました。向こうに見える採石場で重機やダンプが忙しそうに動いています。
伐採地に出ました。向こうに見える採石場で重機やダンプが忙しそうに動いています。 歩いてきた方角を振り返って。
歩いてきた方角を振り返って。 恐竜の背中のような道です。
恐竜の背中のような道です。 珍しくそこそこの急降下です。
珍しくそこそこの急降下です。 サービスでしょうか。またためぐそが現れました。
サービスでしょうか。またためぐそが現れました。 左右からの尾根が合流する441mの標高点を通過します。とくになにがあるわけではありません。
左右からの尾根が合流する441mの標高点を通過します。とくになにがあるわけではありません。 右手に立ち入り禁止の看板が立っていました。
右手に立ち入り禁止の看板が立っていました。 遠くの山並み、ということで撮影したのでしょうか。忘れました。
遠くの山並み、ということで撮影したのでしょうか。忘れました。 420m圏の分岐。ロンデン尾根は直進です。
420m圏の分岐。ロンデン尾根は直進です。 おだやかな尾根道が続き、
おだやかな尾根道が続き、 久々のやや急登で
久々のやや急登で 再びおだやかな尾根道が続き、
再びおだやかな尾根道が続き、 448mの標高点に到着です。ロンデン尾根を離れて448m標高点南尾根を下ります。
448mの標高点に到着です。ロンデン尾根を離れて448m標高点南尾根を下ります。 尾根の形かな? みたいなここから448m標高点南尾根に踏み入ります。
尾根の形かな? みたいなここから448m標高点南尾根に踏み入ります。 藪をかき分けると驚いたことにそこそこしっかりした踏み跡がありました。ちょっと拍子抜けです。
藪をかき分けると驚いたことにそこそこしっかりした踏み跡がありました。ちょっと拍子抜けです。 こんな場所にも右に回り込む踏み跡ができていました。
こんな場所にも右に回り込む踏み跡ができていました。 またためぐそ。もーいいです。
またためぐそ。もーいいです。 平坦な場所を通過します。建物があったような雰囲気です。
平坦な場所を通過します。建物があったような雰囲気です。 すぐ下にまた平坦地。
すぐ下にまた平坦地。 そのすぐ下にまたまた平坦地があって
そのすぐ下にまたまた平坦地があって また平坦地。
また平坦地。 などと平坦地めぐりをしているといきなり道はあやふやになってしまいました。
などと平坦地めぐりをしているといきなり道はあやふやになってしまいました。 下ってきて
下ってきて 下ります。そこそこの急降下でチクリチクリと痛い下草が増えてきました。
下ります。そこそこの急降下でチクリチクリと痛い下草が増えてきました。 地形図の破線(徒歩道)が左の谷を登ってきています。歩けるのかどうかわかりませんが、破線を目指すことにします。
地形図の破線(徒歩道)が左の谷を登ってきています。歩けるのかどうかわかりませんが、破線を目指すことにします。 痛い藪です。どうやら破線は切れ落ちた尾根の下のようです。
痛い藪です。どうやら破線は切れ落ちた尾根の下のようです。 藪の薄いところをたどって尾根を下ってくると民家の屋根が見えてきました。
藪の薄いところをたどって尾根を下ってくると民家の屋根が見えてきました。 テキトーに下ってきました。これにて448m標高点南尾根はおしまいです。
テキトーに下ってきました。これにて448m標高点南尾根はおしまいです。 下降点は民家の裏手で地形図の実線(軽車道)と思われる道が谷沿いにのびています。このすぐ先が破線です。
下降点は民家の裏手で地形図の実線(軽車道)と思われる道が谷沿いにのびています。このすぐ先が破線です。 振り向いて人様んちを右手にして橋を渡り、
振り向いて人様んちを右手にして橋を渡り、 川沿いを上流に向かいます。正面に深沢林道のゲートが見えてきました。左の大きな施設は東京都水道局深沢浄水所です。
川沿いを上流に向かいます。正面に深沢林道のゲートが見えてきました。左の大きな施設は東京都水道局深沢浄水所です。 雪が残っていたり
雪が残っていたり 残っていなかったり、立派な林道をてくてくと歩きます。
残っていなかったり、立派な林道をてくてくと歩きます。 正面に目指す真藤ノ峰が見えたと思ったんですが、あのピークは真藤ノ峰の手前の490m圏のピークのようです。
正面に目指す真藤ノ峰が見えたと思ったんですが、あのピークは真藤ノ峰の手前の490m圏のピークのようです。 砂防指定地の看板を通過し、
砂防指定地の看板を通過し、 深沢林道をてくてくと歩き、真藤ノ峰南尾根を目指します。
深沢林道をてくてくと歩き、真藤ノ峰南尾根を目指します。