奥多摩尾根歩き
幸神尾根、ロンデン尾根、麻生山北東尾根

(1/4)


今回は幸神尾根(さじかみ、さちかみおね)とロンデン尾根を登り、麻生山北東尾根(あそうさんほくとうおね)を下りました。
幸神尾根はJR五日市線武蔵五日市駅から歩きだし、まいまい坂を経て、ぐみの木峠を取り付き点にしました。上端はロンデン尾根との合流地点。祠あり、地蔵さんあり、ロープ坂あり、四阿あり、ビシッとした尾根道ありの2時間ほどの行程でした。
そのままロンデン尾根を登っていってもいいんですが、それだと歩くのが遅いわたくしでも最終目的地のつるつる温泉に午前中に着いてしまいそう。あまりに早いと「軟弱ね」とか「あの人きっとズルしたんだわ」とか痛くもない腹を探られるかもしれないのでコースを熟考。ロンデン尾根との合流地点からロンデン尾根を少し降り、林道幸神入線へ。林道をズーッと歩いてロンデン尾根を下端から登るという計画を立てました。これなら腹をいくら探られても腹筋は6つに割れた状態です。痛くも痒くもありません。結果からいうと林道は歩いたんですが途中まで。したがってロンデン尾根も下端からではなく、途中から。という微妙な尾根歩きになってしまいました。
ロンデン尾根は以前歩いた通矢尾根(つうやおね、つやおね、とおりやおね)の西側をほぼ併走する尾根です。下端は幸神神社あたりで、金比羅尾根(こんぴらおね、金毘羅尾根)との合流地点が上端です。通矢尾根に向かって矢が放たれたという勝峰山(かつほやま)や梵天山(ぼんてんやま)、白岩山(しろいわやま)といったピークを経て金比羅尾根に合流します。
金比羅尾根に合流後は麻生山(あそうさん)を経て、麻生山北東尾根を降ります。この尾根のルートがわかりづらく、ほぼ尾根の分岐ごとに地図を調べるので時間がかかりました。2度ほど降りかけた尾根を引き返し、地図を見ても判然とせず、「こっち」とイチかバチかで選んだ尾根が正解だったことが1回。なんとかつるつる温泉にたどり着くことができました。
コース (START)JR五日市線武蔵五日市駅→幸神尾根→深沢山(分岐)→(2時間)幸神入林道分岐→幸神入林道→(30分)ロンデン尾根→勝峰山→(40分)深沢山(分岐)→(50分)白岩山→金比羅尾根・ロンデン尾根分岐点→(1時間)麻生山→(10分)麻生山北東尾根→焼岩山→林道焼岩線→(1時間30分)(GOAL)つるつる温泉
歩いた日 2018年1月27日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

(START)JR五日市線武蔵五日市駅→幸神尾根→深沢山(分岐)→幸神入林道分岐


幸神尾根はコンパクトで「里尾根」といった雰囲気でした。

おはようございます。ちょっと地味な風景です。武蔵五日市駅の裏口というか北口です。右の「五日市駅北口通路」から出てきました。そのまま進みます。
2、3分で正面に幅広の階段が見えてきます。登ります。
ヒトの足跡はありません。右の家の角を曲がります。
住宅街でちょっと迷いました。タバコを吸いに外に出てきた雰囲気のおじさんにまいまい坂への道を聞くことができました。
住宅街からグググッと下り坂を歩きます。
三内川(さんないがわ)に架かる橋を渡ります。
橋から上流側を撮影。
橋を渡るとまいまい坂です。
へぇーなのです。[拡大
案内板横のお地蔵さん。大事にされているようです。わたくしより暖かそうです。ここで坂は左右に分かれますが、どちらも上の車道に出ます。
車道から見下ろしたまいまい坂。車道にでると左へ。
「かたらい広場」で右折します。
突き当たりに鶏小屋かなんかの廃墟。左折します。
合っているかつい確認してしまった掛け時計。
不思議な建造物を通過。この後、もっともっと不思議感満載な形をした自動車を民家の庭先で見たんですが、撮影しちゃいけないような気がしてカメラを向けませんでした。飛ぶんじゃないかと思います。
この四つ角を右折します。『奥多摩登山詳細図』(吉備人出版)どおり、消火栓を目印にしました。
ゆるい坂のてっぺんがぐみの木峠です。ここが幸神尾根の取り付き(登り口)です。
「至 勝峯山 至 日の出山 至 御岳山 登山口」と書かれていました。
だんだん明るくなってきました。
最初の急登を登り終えたところ。
『登山詳細図』で「愛宕様」と表記されている場所だと思われます。小さな祠(これが愛宕様?)や
大きな祠(八幡神社)と、
馬頭観世音かお地蔵さんか両方か2体の石仏が並んでいました。
愛宕様から歩き始めてすぐ、右手にこれから歩くロンデン尾根が見えました。
道中。軽アイゼンは持ってきたんですが必要ありませんでした。ザックジザックジと心地よく靴が沈んで、滑ることなく歩けました。
急坂を登ってきました。
標高300mの標柱を通過。通矢尾根でも見た「日の出山の会」の標柱です。この後も何カ所かにありました。
急登です。
ピークです。標柱には「地蔵山山頂」と書かれていました。
山頂のお地蔵さん。
南を向いていました。
お地蔵さんと別れて5分ほどで、ためぐそ山(標柱の表記。標高は327m)に到着。
ためぐそ山から5分足らずで左から登ってきた幅広の道と合流しました。道標(画面中央)が見えたので近寄ってみると、
立派な道は小机(こづくえ)からやって来た道でした。
立派な道はあちらへ。
わたくしの行く手は右隣のこちら。ロープ付きです。
四阿が見えてきました。
四阿に到着。
四阿から。手前に見えるのはどうやら金比羅尾根のようです。そのずっと向こう、盛んに白煙を噴き上げている建物が見えました。
400mあたりの「あきる野市」を通過。
こんな優しげな尾根道もあります。
けれども急登もあるわけで。
450mあたりのピークを通過して、
尾根らしい道をちょびっと歩きます。
450m圏を通過。
ロンデン尾根がすぐ近くに見えます。
深沢山に到着。
左の写真の右側の道標。
ほとんど枯れていますが大木が立っていました。
こんな道標を通過。「金玉水」はめっちゃ気になります。
ロンデン尾根との合流地点に到着しました。左は麻生山に向かいますが、林道に降りるために右に進みます。
この道標を過ぎ、
この道標でロンデン尾根を離れ、「幸神」方向の右に下りていきます。