奥多摩尾根歩き
三宝川左岸尾根、アタゴ尾根、築瀬尾根、桑ノ木沢二俣中間尾根

(4/4 桑ノ木沢二俣中間尾根)


高峰→(10分)桑ノ木沢二俣中間尾根下降点→桑ノ木沢二俣中間尾根→(50分)不動沢林道→車道→(30分)[START]つるつる温泉(杖奪還)→JR武蔵野線武蔵五日市駅


桑ノ木沢二俣中間尾根はごく短い尾根ですが、急峻そうな沢に挟まれているだけに微妙な分岐に気を使いました。下り始めの薄紫のトゲトゲの植物に手足を引っ掛けられ、沢への着地点では急降下からのちょっとデンジャラスな崖下りになったり、杖奪還の尾根歩きにふさわしい(?)茨の道でした。

高峰山頂から西へダーッと下ります。
巻道と合流。
右の登りに「龍の髭方面(尾根道)」という道標が立っています。桑ノ木沢二俣中間尾根はそこに見えています。尾根道を登ってもすぐに巻道に降りることになるので巻道を進み、
桑ノ木沢二俣中間尾根です。
ここを下ります。
遠くの山並みを眺め、
薄紫のトゲトゲ草に引っ掻き回されながら下ってきて
下ります。薄紫のトゲトゲはとても痛いです。こんなことをしてまで守るなにかがあるのでしょうか。
トゲトゲをやっと抜けました。植林の中の急降下が始まり、
すぐに分岐です。左のこちらのほうが下りやすそうなのですが、
右のこちらが歩きたい桑ノ木沢二俣中間尾根です。
大岩。巻くにはのっぺり斜面をトラバース(山腹水平移動)しなくてはならなそうなので
岩を登り、
下ってきて
下ります。
おだやかな尾根から
だんだん勾配がキツくなってきて、
620m圏の分岐は右に下ります。
藪の急降下です。
濃い藪です。薄紫のやつじゃなくてよかったですが、痛いです。
下ってきて
下ります。藪も急降下もやみません。左下に林道が見えてきました。
大岩の上に出て左に回り込み、
濃い藪です。やっぱり痛いです。
水の流れる音がすぐ下から聞こえてくるようになりました。とんでもない急降下です。もしこの尾根で沢に降りられなければ登り返さないといけません。嫌です。
できるだけ傾斜のゆるいところを探してじんわじんわり下っていきます。沢が見えてきました。ガツンと切れ落ちています。
さらにじんわじんわり下っていきます。沢はもうすぐそこです。
岩がゴツゴツしてきました。幸いもろい岩ではなさそう。
下ってきて
やっと沢に立ちました。

必死の思いで崖を下り、桑ノ木沢まで降りてきました。って、いま見るとたいした崖じゃないですね。
道なのか踏み跡なのかはともかく、歩けるので左岸を進みます。
林道までもうすぐです。
振り返って二俣。これにて桑ノ木沢二俣中間尾根はおしまいです。
林道に出ました。地形図ではこのあたりが林道(不動沢林道)の終点のはずですが、立派な道がずっと続いてそうです。
林道を下ります。
滝本林道に合流します。
合流点に建っているお堂は滝本不動尊というらしい。右奥から下ってきました。
カエルやガチャガチャ(切り替え画像)を過ぎ、
「生涯青春の湯つるつる温泉」のパノラマ食堂です。杖奪還に成功し、勝利の美酒です。
武蔵五日市駅行きのバスが機関車バスほどではないにしろ、堂々と入場してきました。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。また、よろしくお願いします。末筆ではありますが、「つるつる温泉」さん、杖の取り置き、ありがとうございました。