奥多摩尾根歩き
石原小屋窪左岸尾根と右岸尾根、篶ヶ窪左岸尾根と右岸尾根

(4/4 篶ヶ窪右岸尾根)


槇寄山→(すぐ)西原峠→篶ヶ窪右岸尾根→(40分)篶ヶ窪出合→数馬バス停→(1時間30分)[GOAL]檜原温泉センター数馬の湯→温泉センターバス停→JR五日市線武蔵五日市駅


篶ヶ窪右岸尾根の尾根相は篶ヶ窪左岸尾根とよく似ています。お隣どうしなので当たり前といえば当たり前ですが。下端の篶ヶ窪出合が近づくにつれて斜度はどんどん増し、転がり落ちないように靴の横っ腹でブレーキをかけながらの必死の下降でした。
篶ヶ窪出合から奥多摩周遊道路までハチザス沢沿いを歩くルートがそこそこ冒険チックだったのでちょっと詳しく記録をとってみました。もちろん、おすすめするルートではないし、おすすめしないルートでもないし、他のルートもほぼ間違いなくあると思います。

槇寄山の山頂から南に下るとすぐに西原峠(さいはらとうげ)です。篶ヶ窪右岸尾根のてっぺんはこの先のピークですが、ピークから下っても峠から左にトラバースする峠道にすぐにぶつかります。
ピークまで登るのもちょっとしんどいので峠道をたどり、
篶ヶ窪右岸尾根に乗りました。見上げるあちらが尾根のてっぺんです。
振り向いて尾根を下ります。
下ってきて
下ります。篶ヶ窪左岸尾根の鏡像のように左が雑木、右が植林の尾根です。
1030m圏の分岐は右へ。
下ってすぐの分岐は左へ。
下ってすぐにまた分岐です。左へ。990m圏です。
分岐以降、尾根は雑木に囲まれました。
急降下です。あのとんがりピークは石原小屋窪左岸尾根ハチザス沢ノ頭東尾根の合流点だと思います。1149mの標高点ちかくです。
左手に尾根が見えます。先ほどの990m圏の分岐は三又分岐だったようです。
篶ヶ窪左岸尾根が迫ってきました。
知らないうちに篶ヶ窪に向かって下っていました。右隣の尾根に向かって進路を修正。トラバースします。
尾根を移りました。とんでもない急降下です。
眼下に篶ヶ窪出合が見えてきました。半身になって脚を突っ張りながらじんわりじんわり下ります。
下ってきて
下ります。出合はもうすぐです。
出合に立ちました。これにて篶ヶ窪右岸尾根はおしまいです。蜂巣沢橋をめざして下山? 下沢? します。
右に篶ヶ窪左岸尾根、左に篶ヶ窪右岸尾根を分ける篶ヶ窪を渡ります。
ハチザス沢を渡り、左岸へ。
踏み跡をたどって沢身から上がります。
10分弱で再び沢身に降ります。
岩の上を這う大蛇みたいな太い根の上を歩き(この写真は行きに撮ったもの)、
すぐにまた沢身に降りると
曲沢の出合いです。ハチザス沢を渡り、曲沢を渡り、右岸へ。
道らしきものをめざしてハチザス沢の右岸を這い上がります。岩に乗り、その先の踏み跡を歩いたんですが、踏み跡があやふやになったので
2分ほどで左岸に移ります。
5、6分歩くと石原小屋窪出合です。ここは石原小屋窪右岸尾根を下ってきたときに立った場所です。石原小屋窪は小さな滝でハチザス沢にそそいでいます。滝の落ち口までちょっぴり登り、石原小屋窪を渡ることにしました。
石原小屋窪を渡り中。
渡ってすぐ、とんでもない急降下を大きなくの字くの字で沢まで降ります。
右岸へ渡ります。
山腹に取付きます。
炭窯跡がありました。
振り返って石原小屋窪。
しばらく植林の中を歩いたんですが
左岸に丸太橋が見えました。あの木橋は渡れる気がしないのでちょっと下流から左岸に移り、
すぐに上へ。
3、4分ほど沢に沿った踏み跡をたどったんですが、深くえぐれた谷の手前で踏み跡は消失。引き返してきました。沢身から上がった地点に沢をはなれて山腹を登るそこそこしっかりした踏み跡がありました。見逃していました。
登ります。石原小屋窪左岸尾根はもうすぐのはずです。
えっ! みたいな角度で桟道が尾根に向かって登っています。山肌をつかみながら登ると
石原小屋窪左岸尾根に乗りました。写真は取付から激登にあえいだ尾根の下方。
石原小屋窪左岸尾根を乗り越し、落ち葉に覆われた道をたどります。
宙に浮いた木を通過し、
ワサビ田跡を通過します。
畑跡らしい原っぱに出ました。対角線上を下ると廃屋に続く階段にぶつかります。
「山火事注意」の看板に着きました。左に折れ、
蜂巣沢橋です。奥多摩周遊道路から檜原街道へ、てくてく歩き、
「檜原温泉センター数馬の湯」です。あまりおいしそうに撮れていませんがとてもおいしかったです。あそこはキツかったあの川石はめちゃくちゃ滑ったいくつの出合を歩いたっけなどと4つの尾根の道中を思い出しながらやがてどの尾根のどこがどーだったけ、などと混乱してきたのでビールと舞茸の天ぷらに集中するのでした。
「数馬の湯」前の檜原街道をはさんだ温泉センターバス停です。武蔵五日市駅行きのバスがやってきました。カップルハイカー2組、男性ソロハイカー1名といっしょに乗り込みます。心地よい気だるさも乗せてバスは疾走するのでした。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。短い尾根をゴニョゴニョと疲れたけど楽しませていただきました。また、よろしくお願いします。