コンパスは信頼度抜群の登山道具だけれどもあまり使われていない気がする

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コンパス 装備
どっちに行ってもどっかに着くよね

コンパスだけ持ってればいい、なんていう山歩きはほとんどないのと同じくらい、地図だけ持ってればいい、なんていう山歩きもありません。
コンパスを眺めて「あっちが北か、いやぁ知らなかった。ビックリしたなぁモー」なんて言うのは方角フェチだろうし、山歩きに興味ない人は地図を眺めて「これが高尾山か、それにしてもいっぱい山があるね」と言います。それはそれでいいんですが、こと山歩きに関してはコンパスと地図は切っても切れない関係です。叶姉妹みたいなものです。GACKTと『芸能人格付けチェック』みたいなものです。小河内ダムと奥多摩湖の関係みたいなものです。稲村岩と稲村岩尾根の関係みたいなものです。 西東京バスとスズメの関係みたいなものです。

けれども、山で地図を広げている人を見かけることはあってもコンパスを手にしている人を見たことがありません。みんなこっそり見てるんでしょうか。
かくいうわたくしもこの1、2年はコンパスで方角を確認した記憶はほとんどありません。理由ははっきりしています。おおよその方角はプロトレック(アウトドア用の腕時計)でわかるし、「ココはどこ?」的な状況はスマホGPSで解決できているから。コンパスはどんな登山のガイドブックにもグリグリの必須中の必須な登山グッズとして紹介されていると思いますが、その実、山という現場ではそれほど使われていないんじゃないでしょうか。

山にいるほとんどの人が持っているのにほとんど使われない登山道具がコンパスだと思うんですが、違うかな? かといってコンパスを持たない山行は勇気がいります。プロトレックとスマホGPSの両方が同時に故障することはまずないだろうけど、コンパスの頑丈さは魅力的です。構造は単純で、強い磁気にさらすなどのことがない限り赤い針は北を指し続けます。しかも軽いし嵩張るものじゃないからザックから出す機会がちっともなくても気になりません。

出番はほとんどないんですが、コンパスのひたすら北を指すだけの頑固一徹さは、登山道具のなかでいちばん登山道具らしい必携の装備だと思います。

コンパス・SUUNT A-10
愛用のSUUNTO A-10で北北西に進路を取ります。香辛料を買いに出かけた新大久保にて。
愛用のプロトレックPRG-270。あっちは北北西!
いずれもわたくしが使っているバージョンは廃版のようです。似た商品を探してみました。スントは店でいちばん安いものを選び、1000円しなかった覚えがあります。

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