奥多摩尾根歩き
バラクボ沢右岸尾根、高水山北東尾根

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今回はバラクボ沢右岸尾根を登り、高水山北東尾根(たかみずやまほくとうおね)を下りました。どちらも『山と高原地図 2012年版』(昭文社)に記載はないけれど、地理院地図には記載のある登山道です。
ルートはわたくしの敬愛するc氏のYouTube動画を参考にさせていただきました。c氏の歩いたコースから難しそうなところを抜いて松ノ木峠を付け足したのが今回のルートです。軍畑駅から歩き始めます。
バラクボ沢右岸尾根は岩茸石山(いわたけいしやま)の南面にある尾根で、林道平溝(ひらみぞ)線から取り付きます。迷いそうだったり危険を感じる場所はありませんでしたが、のっけから急登が続きます。
高水山北東尾根という名称は、あるのかないのかわかりません。カヤノ沢左岸尾根を降るつもりが終盤で尾根を間違えたのでこの名前にしました。途中で修正したものの、本来のルートとはずれたまま下山。本来は林道なちゃぎり線に降りるのですが、成木の集落を見下ろすお墓の裏に出てきました。
松ノ木峠は松ノ木トンネルの上にあります。ついで、オマケ、オプション、道すがら、付録のつもりで歩いたのですが、舐めきってました。道は見失うは、見つかったら見つかったで鉄塔の巡視路なんかが交差しまくりで、松ノ木峠の馬頭観世音たちに出会えたのは僥倖でした。峠道から松ノ木通りに降りると、あとは飽きるか飽きないか、微妙な距離の車道歩きで軍畑駅に戻ります。
コース JR青梅線軍畑駅→林道平溝線→(1時間)バラクボ沢右岸尾根→(1時間10分)登山道に合流→(15分)岩茸石山→(20分)高水山の巻き道→(5分)高水山北東尾根→(1時間30分)林道上成木川井線→成木街道(都道53号線)→(1時間)松ノ木峠→(20分)松ノ木通り→都道193号線→(1時間)JR青梅線軍畑駅
歩いた日 2017年12月30日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線軍畑駅→林道平溝線→バラクボ沢右岸尾根→登山道に合流→岩茸石山


バラクボ沢右岸尾根の序盤は植林帯の急登、後半は自然林の中をやはり急登です。あくまでも想像ですが、序盤以降は四季を通じて尾根歩きの滋味を感じられそうです。

おはようございます。軍畑(いくさばた)駅に着きました。まだ暗いです。
駅前のベンチでグズグズしていたら明るくなってきました。だって駅前の商店横の自動販売機で「あたたかい」カフェラテを買ったらめっちゃ冷たいのが転がり出たんですもの。プンプン! ベンチを立って左へ、あの踏切を渡ります。
大きな道路(都道193号線、成木街道)に出ると左へ進みます。
不動三尊(右)や地蔵さんが祀られています。
左の平溝道り(ひらみぞどおり)に進みます。
分岐にある案内板など。
だんだん陽が降りてきます。
平溝川に沿って歩いて行きます。
これからいくつもの橋を渡っていきます。
右は高水山(たかみずさん)への登山道入口です。
分岐手前にある案内板。[拡大
分岐にある何基もの石碑。
伐採地を通り過ぎます。こんな伐採地が何カ所かありました。
奈々村橋(ななむらばし)を渡り、これは谷戸窪橋(やとくぼはし)。
丸岩橋(まるいわばし)。わかりずらいですが、画面中央に丸みを帯びた大きな岩があります。
予津の沢橋(よつのさわばし)。
馬頭観世音。
大澤橋(おおさわばし)。
平溝通りはここまで。
平溝林道に入っていきます。
ナシノ木入という沢だと想われます。
茄子戸橋(なすびとはし)。
右手前から奥に伸びているのがバラクボ沢です。水はチロリチロリ程度でした。白い看板の左からバラクボ沢右岸尾根に取り付きます。
いきなりの急登です。
何かの骨が落ちていました。
相当きつい坂を登ってきました。
急登は続きます。
相当きつい坂を登ってきましたが、
まだ急登です。
キツいといえばキツいですが、軍手で木の幹を掴みながら体を引き上げていくのはそれはそれで、やっぱりキツいです。
620mあたり。傾斜が緩やかになりました。
左のピークが惣岳山(そうがくさん)で右は馬仏山(まぼとけやま)だと想われます。
心地よい穏やかな道が続きます。
700mあたりからの南方向。木立の向こうに見えるのはやはり惣岳山でしょうか。
先に青空が見えてきました。
岩茸石山を撮ったつもりですが、撮れていません。
岩がチラホラと出てきて、
かなりの急坂が正面に現れますが、
はっきりとした道が左へ伸びています。あの道標で岩茸石山と高水山を結ぶ尾根に合流します。
そこそこのペースで登れたので岩茸石山(793m)に寄りました。
三等三角点があります。基準点名は岩岳。岩茸ではありません。
山頂からの風景(1)。北から時計回りで360度撮影しました。
山頂からの風景(2)。
山頂からの風景(3)。
山頂からの風景(4)。
山頂からの風景(5)。
山頂からの風景(6)。
山頂からの風景(7)。
あの右のピークが高水山なので左に伸びているのがこれから降る尾根でしょう。ちっとも金のくちばしが出ないチョコボールをカフェラテでかみ砕いて出発です。
合流地点まで戻りました。高水山に向けて歩きます。