奥多摩尾根歩き
ヨコスズ尾根、シャクナン尾根

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天目山(三ツドッケ)→シャクナン尾根(標高1260m)


シャクナン尾根(前半 標高1260mまで) 天目山の三角点から先はトレースはなく、雪は深く、シャクナン尾根はとんでもない急登ともっととんでもない急降下で始まりました。ヤセ尾根に雪がとんがって積もっていたりもしました。
※無積雪期のヨコスズ尾根、シャクナン尾根の記録はこちら。

三角点から西へ10数m、テキトーにここからシャクナン尾根の降下開始です。
藪の向こうに尾根を探しながら下ります。
下ってきて
間違えようのない尾根の形です。ヤセ尾根というか雪が積もってとんがっています。杖で雪を突き、足場を確認しながら進みます。正面にとんがったピークがそそり立って見えます。
傾斜は写真よりはるかにキツいんですが、近づくと手がかり足がかりが多く、意外に登りやすそうです。できるだけ雪を避け、岩の上を登っていきます。
グーッと登ってきて
1560m圏のピークに立ちました。「三ツドッケ北峰」と書かれた木杭が刺さっていました。
ピークを越えるととんでもない急降下です。
杖で突き、チェーンスパイクで山肌を探り、尻を落としてじんわりじんわり下ってくると
傾斜はずいぶんおだやかになりました。
雪の急勾配さえなければ素敵な尾根です。
次のピークに向かってズボリズボリと歩いていきます。
突っ立った岩の横をすり抜けます。
1500mあたりの分岐。ほぼ直進します。
この下りもキビシいです。
下ってきて
左奥に次のポコリとしたピークが見えてきました。
雪を掻き落としながら登ります。
幸い、この岩も手がかり足がかりは豊富です。
上の方で岩は消え、
1480m圏のピークに立ちました。
ピークを過ぎてすぐの分岐です。なだらかな地形なので進行方向は微妙。ログを見ると左に下っていますが、ここは右が下りたい方向でした。
左に大平山(おおひらやま 右の山)と大クビレ(左の山との鞍部。天目林道が通っています)が見えました。切り替え画像は大クビレから見た天目山で、七跳山(ななはねやま)→大平山→栗山(くりやま)を歩いた記録はこちら
1440m圏で雪が積もっていてもはっきりわかる作業道を横切り、
1410m圏で岩を迂回します。かなりの急降下で雪も深く、
ズリーズリーと下るというか滑るというか、重力に従います。岩を迂回してから下る方向がおかしいことに気づき、右(東)へ進路を修正。
下ってきて
下ります。チェーンスパイクは雪を溜めに溜め込んで、花魁の高下駄かシークレットブーツか、みたいになって歩きづらくてしようがありません。重くなった足を蹴って雪を振り飛ばすたびに膝が抜けそうになります。
テキスト。テキスト。
テキスト。テキスト。
1310mあたり。地形がグニャッとして進むべき方向が判然としません。スマホGPSと現地を見較べてもよくわかりません。尾根筋は無視して方向だけ確認してテキトー下っていきます。どうせ踏み跡はあっても見えませんから。
下ってきて
下っていたんですが、1280m圏で目指している尾根は違っていることが発覚。下る一方だと思い込んでいたのでテキトーに下っていたんですが、
シャクナン尾根は左のあちら。地形図ではわかりませんが尾根は登っています。
シャクナン尾根に復帰しました。
尾根らしい尾根になってやれやれです。
おだやかな尾根歩きが続きます。ここは1285mあたり。
グーッと下ってくると
んっ、尾根が途切れているような。
天目山林道が尾根を分断していました。
右に下る踏み跡らしき雪の凹みを発見。たどります。
林道に降りました。
シャクナン尾根の続きはこんな感じ。とても取付けそうにありません。
切通を通って向こうに回り込んでみます。このままずーっと林道を歩けば大平山直下の大クビレに着くはずです。
ここならなんとか取付けそうです。
さらに回り込んでここを登り、
尾根に復帰しました。足元に林道、向かいに下ってきたシャクナン尾根です。
アセビと雑木のヤセ尾根です。
ゆるやかに登っていき。
1260mの標高点と思われる地点に到着。これといってなにもございません。ほうじ茶を一口飲んで先に進みます。