奥多摩尾根歩き
山ノ神尾根、十二天尾根

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天地尾根(仮)を歩いたときというか、そのはるか前の路上でいつも使っていたデジタルコンパクトカメラ(PowerShot)を落として壊してしまった。12月24日、新宿のキヤノンサービスセンターにカメラを持ち込むと、レンズ鏡筒の交換とやらで修理終了は1月9日、費用は1万260円(税込)だという。アイタタ、である。でも買い換えるよりは安いと思い、修理を依頼した。
そんなこんなで今回は家にあったLUMIXというカメラを持ってきた。使い方がいまひとつわからず、日付がバッチリ撮し込まれちゃったのだ。
カメラは変わっても私の尾根歩きは変わらない! などと意味なく気負ってエライ目にあってしまったのが山ノ神尾根。十二天(じゅうにてん)尾根は研究設備に付かず離れずのルートでした。
山ノ神尾根を下った記録はこちら。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]大沢バス停→山ノ神尾根→小菅山→狩倉山→三ノ木戸(さんのきど)山→十二天尾根→日野明神社→[GOAL]寺地バス停→JR青梅線奥多摩駅
歩いた日 2014年12月27日
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅〜山ノ神尾根1


山ノ神尾根にたどり着く前に赤面する事態が起きてしまった。ああ、恥ずかしい。

おはようございます。2014年12月27日、奥多摩駅に到着。東日原行きのバスに乗った。
大沢バス停で降車。さようなら、バス。
バスが去った方に歩く。平石橋の手前を左に行く。
道はそこそこ勾配があり、いい準備運動になる。
ん? どこかのサイトで見た場所だ。日陰指(ひかげざす)尾根の取り付きらしい。

道中の景色。あの上のほうに見えているガードレールの道をさらに進んだ。
ん? ここもどこかのサイトで見た場所のような気がするけど、どういうポイントなのかは不明。
「小菅集落までこの先500m」の道標。
道標に従って歩いて10分ほどか、写真でははっきりしないけれどもこの崖の木の枝に赤テープがあった。山ノ神尾根の末端を紹介したサイトだったか本だったかで見た場所にそっくり。予定はしていなかったが「よっしゃ、ここか。登ってやろうじゃないのと」とズルリズルリと滑りながらも登り始める。
踏み跡は最初の数メートルのみ。滅茶苦茶急な坂を登る。
登ってきました。写真ではこの急さ加減はわかりません! 
で、ガードレールに着きました。が〜ん、が〜ん、です。必死に登ってきたんだけど、どうやらヘアピンカーブを無理矢理直登しただけのよう。とっても非効率なショートカットだ。気合いを入れて登ってきただけにショックは大きい。「むだな体力を使ってしまったよ〜」「あの赤テープは何だったんだ?」「けど誰も見てなくてよかった」などと思いながら先を急ぐ。
何もなかったように、てくてく進む。
この階段を登る。階段の先に赤い鳥居が小さく見えている。こちらは下調べ時によく見た景色だ。
加藍(がらん)神社です。
社の中を覗かせていただきました。稲藁でできた御輿のようなものがあり、天井からは頑丈そうな自在鉤が下がっていました。
社の左側を登る。
少し歩くと、
こんなお堂があった。中はがらんとしていた。
後日調べてみたら、瑞雲寺というお寺でした。
敷地内の「三界万霊(さんがいばんれい)塔」。
「(南無)妙法蓮華経全部一字一石」と読める石碑もあった。法華経の約7万字を1個の石に1字ずつ書き写したものの上に塔を建てることは、江戸時代に盛んに行われたらしい(写真の石碑はいつのものかは不明)。
先へ進みます。
道はあるようなないような感じなので、適当に高い所を目指す。
突然、このような道が出現する。でも、あまり道にはこだわらす、できるだけ尾根筋を歩く。
こんな意味ありげな石が木に寄りかかっていた。
こんにちはー。
何ともとらえどころない尾根。
けれど、岩が出てきたりもする。
植林vs.自然林の尾根を歩く。右奥に尾根が見えたけど石尾根かな、タル沢尾根っていう尾根かな。
間伐はしたけれど……、何となく発育は芳しくないように見える植林帯。
なんだかとても急な坂です。