奥多摩尾根歩き
鶴脚山北東尾根、泉沢尾根

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今回は鶴脚山北東尾根尾根(つるあしやまほくとうおね)を登り、泉沢尾根(いずみさわおね)を下りました。
鶴脚山北東尾根は馬頭刈尾根(まずかりおね)にある鶴脚山あたりのピークから西側を三都郷沢(みつごうさわ)、東側をカガミ沢に挟まれて北東に伸びています。JR五日市線武蔵五日市駅からバスに乗り、三ツ合鍾乳洞(みつごうしょうにゅうどう)入口バス停で下車。林道三ツ合線を三ツ合鍾乳洞に向かい、途中にある林道鏡沢線の入口から取り付きました。
馬頭刈尾根に登って、東に少し歩けば泉沢尾根への分岐です。泉沢尾根は馬頭刈山からほぼ真南に秋川(あきがわ)まで伸びています。あきる野市と檜原村の境界尾根でもあります。道中の道標は530m近辺で西へ直角に折れて泉沢地区に降りるように誘導しています。ただ、尾根はまだまだ続いています。その先を歩いてみようというのが今回の大きな目標です。尾根末端の390mのピークにあるという祠を見てから引き返し、400mあたりから北西に秋川の左岸まで地図に記載されている道を辿り、うまくいけばその道を辿り、そのまま「秋川渓谷 瀬音の湯(あきがわけいこく せおとのゆ)」まで歩こうという魂胆です。泉沢尾根から秋川に降る道の記録は見つからず、そこそこ不安でいつでも引き返す気マンマンの出発でした。

今回もそうですが、このサイトはオススメのコースを紹介しているものではありません。もしこのコースを歩かれて、なんらかの損害を被られてもわたくしは一切責任を取れません。あしからずご了承ください。
コース JR五日市線武蔵五日市駅→(START)三ツ合鍾乳洞バス停→鶴脚山北東尾根→(2時間10分)鶴脚山→(20分)馬頭刈山→泉沢尾根→(1時間30分)390m圏のピーク(泉沢尾根末端峰)→(1時間)青木平地区秋川左岸道(仮称)→(30分)(GOAL)瀬音の湯→JR五日市線武蔵五日市駅
歩いた日 2018年01月13日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR五日市線武蔵五日市駅→(START)三ツ合鍾乳洞バス停→鶴脚山北東尾根→鶴脚山の近く→馬頭刈山


鶴脚山北東尾根は序盤の急坂がキツく、それにも増して終盤の急登がザレズルの苦行でした。

おはようございます。少しずつ夜明けが早くなっているのを感じます。駅前の1番バス乗り場で上養沢(かみようざわ)行きのバスを待ちます。
三ツ合鍾乳洞入口バス停に着きました。頑丈そうなフェンスが見えます。林道三ツ合線はまさかの通行止めでしょうか。近寄ると、林道の工事で一般の四輪車や二輪車は完全にシャットアウトされていますが、人は微妙な感じで通れます。ただ、工事中は仕事の邪魔になりそうです。そもそも入っていいのか判然としません。
枯れた草木がパリパリに凍っています。なんでここだけ凍っているのでしょう。
またもや頑丈なフェンスです。ここも人は微妙な感じで通れます。
草木が凍る原因がわかりました。沢の水の導管から水がプシューって噴き出して、あたり一面を凍らしていました。先ほどの現場は導管自体も凍ってしまったのでしょう。
林道を進みます。
看板が見えてきました。
「もう一息だよ!!」の看板の向かいに
林道鏡沢線に向かう橋が架かっています。
橋を渡ってすぐ、ゲートの右側からいきなり登り始めます。かなりの急登です。
尾根に乗ってからも急登が続きます。
木につかまりながら登ってきました。
急登はさらに続きます。
ずっと続きます。
足元はあまり良くないうえに容赦のない急登です。

巨岩がガシッという感じで木に挟まっていました。
道中。伐採地でしょうか。畑があったのでしょうか。道がはっきりしないので右の植林帯に入って進みます。
550mあたり。左からの尾根と合流しました。
ほぼ西の方角を眺めたところ。
ちょっと南に向いた風景。
さらにちょっと南に向いた風景。
右へ、ほぼ直角に曲がって進みます。しばらく穏やかな尾根道が続き、
急登が始まります。
これを書いた人はどんな気持ちだったんでしょう。
630mあたりのなだらかな登り坂。
茹でたササミをほぐしたのはいいけれど、乾燥させてしまった感じ。
心地よい尾根歩きです。
692mのピークを通過します。
710mあたりの丸い微かなピーク。
その先は鼻歌が2つも3つも出そうな穏やかな尾根歩きですが、
やがて急登が現れます。
岩がチラホラ。
巨岩の上に根を張ったスギ(だと思います)。
大岳山、御岳山、日の出山なんかが見えていると思って撮った写真。
道中。
青空が大きく見えるようになりました。
最後の急登です。
土は凍っていてザレていて落ち葉が薄く覆っていて、おまけに木がまばらなのでつかまるところもありません。鶴脚山北東尾根では、この急登がいちばん辛く感じました。
こんな場所を登り、
もう少しです。
やっとこさで馬頭刈尾根に合流しました。赤帽子黒杭の番号は38A。
馬頭刈尾根から富士山が見えました。
『奥多摩登山詳細図』(吉備人出版)で紹介されている「泉沢コース」への分岐を通過。
馬頭刈尾根を進みます。
泉沢尾根への分岐です。馬頭刈山に寄っていくことにします。
馬頭刈山(884m)の山頂。三等三角点があり、基準点名は馬頭刈山。
馬頭刈尾根の西側を見たところ。いま登ってきた鶴脚山北東尾根が手前に見えました。
こちらは青梅市方向。といっても写真ではわかりませんね。水を飲みながらお握りを食べようかどうしようか迷っていると、男性2人組のハイカーがやってきたのでなんとなくザックを担いで馬頭刈山を後にしました。