オロセ尾根、タワ尾根、四間小屋尾根、材木小屋尾根(その3の1)


今回は以前から気になっていた小川谷右岸上段歩道を歩いてみようと奥多摩に向かいました。小川谷は日原を流れる川で、日原鍾乳洞の下流で多摩川の支流である日原川と合流します。この小川谷の右岸につくられた水源林巡視道が小川谷右岸上段歩道です。上段があれば下段もあるのですが、下段は廃道同然で歩けたものじゃないらしいです。上段歩道といえばこの小川谷右岸上段歩道のことを指すようです。
いろいろ調べてみると上段歩道もかなりデンジャラスで、安全そうなのは四間小屋尾根と材木小屋尾根の間らしい。そこでオロセ尾根、タワ尾根、四間小屋尾根(しけんごやおね)、材木小屋尾根(ざいもくごやおね)といった尾根を絡めることにしました。と書くと何やらスゴそーと感じる方がいるかもしれませんが、実はそんなにスゴくありません。
オロセ尾根を林道孫惣谷線(まごそだにせん)から篶坂ノ丸(すずさかのまる)まで登り、タワ尾根をウトウの頭まで、ウトウの頭から四間小屋尾根を上段歩道の合流地点まで、上段歩道を材木小屋尾根の合流地点まで、材木小屋尾根を篶坂ノ丸まで登り、篶坂ノ丸からタワ尾根を一石神社(いっせきじんじゃ)まで下るというコースです。全区間を歩いたのはオロセ尾根のみで、タワ尾根はウトウの頭から上、四間小屋尾根と材木小屋尾根は上段歩道より下は歩いていません。
上段歩道はほとんど危険な場所はなく、深山のエーテルにどっぷり浸からせてもらいました。ぶつ切りで歩いた尾根もそれぞれ個性があって飽きませんでした。ただ、タワ尾根の下端部分の一石山から一石神社にかけての劇坂下りはほんとにしんどかったです。
*オロセ尾根を歩くのは2度目(2014年11月30日)、タワ尾根は3度目(2014年11月16日2014年11月30日)です。

コース 奥多摩駅→東日原バス停[スタート]→(50分)八丁橋→(25分)オロセ尾根取りつき→(1時間)丸看板→(50分)篶坂ノ丸→タワ尾根→(45分)ウトウの頭→四間小屋尾根→(45分)上段歩道→(25分)鳥居谷→(35分)材木小屋尾根取り付き→(55分)篶坂ノ丸→(35分)大ミズナラ→(45分)一石山神社→(25分)東日原バス停[ゴール]→奥多摩駅
歩いた日 2016年7月3日
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。


奥多摩駅→東日原バス停→八丁橋→オロセ尾根取りつき→篶坂ノ丸→タワ尾根→ウトウの頭


オロセ尾根はくの字くの字の急登を凌げばパラダイス。タワ尾根は人を惹きつけるなにかがあります。


おはようございます。東日原バス停です。臨時便が出ました。

稲村岩を見上げながら先に進みます。

雫は落ちていませんでした。

鍾乳洞バス停。平日ならここまでバスが来ます。この先の小川谷橋を渡って左へ入り、

林道日原線を歩きます。

伊勢橋(いせはし)を渡ります。舗装はここでおしまい。

氷川鉱山の施設を通過

「林道を横切るカタツムリ。

「ガニ沢出会いのカツラ」。幹周り約7.1m、高さ約31mということです。このカツラの対岸からガニ沢が小川谷に流れ込んでいます。

直進すれば八丁橋(はっちょうばし)ですが、手前で右折。

ゲートの閉まったオロセ橋を渡ります。

林道孫惣谷線に入っていきます。

青空が見えてきました。

道中。

なにが1.0kmなのかわからない看板を通過。

この階段を上ってオロセ尾根に向かいます。

くの字くの字の坂道が続きます。

尾根を乗り越し、乗り越し返して、また別の尾根を乗り越して乗り越し返す、みたいなことが続きます。正直、オロセ尾根はどこなのか判然としません。道任せで歩いています。

いつの間にか孫惣谷の水の音が聞こえなくなっていました。

植林帯ではあるけれど枝が払われているので明るい雰囲気です。

岩稜を大きく左に巻きます。

ヘビ。多分、毒を盛ったじゃなくて持ったヤマカガシです。[拡大

こんな尾根らしい所も歩きます。

左に向かう道と、

右に向かう道。ここは右に進みます。

またすぐ分岐です。右上に歩くのですが、ここにはギョーカイではそこそこ有名な看板があります。

これです。白い線が現実の道とほぼ合致しているため、かつてはそれぞれに行き先の文字が書き込まれていたようです。いまは「火気注意」の「意」部分に矢印と「右へ スズサカ丸」という文字が見えます。

で、右へ4、5分歩き、適当な場所から高みを目指します。くの字くの字とはお別れで、ここからは開放感あふれる尾根歩きです。

これは尾根筋から左手をみたところ。迷うほどではないけれど、ずいぶん複雑な地形です。

踏み跡はあるようなないような。適当に登ります。

空が透けて見えます。タワ尾根はすぐそこか。

違いました。登ってきたところ。

道中。

道中。

道中。尾根の形がどんどん変わります。

左手下に見えた水たまり。ヌレ場じゃなくてヌタ場でしょうか。

タワ尾根に合流しました。

東京都水道局の石杭あたりに登ってきました。ウトウの頭をめざし、左(北西)へ進みます。

ピークといえばピークな感じの篶坂ノ丸を通過。

道中。鼻歌の一つや二つ出そうな道。同時に二つは無理ですけど。

南南西方向。石尾根が見えているのでしょうか。

ウトウの頭に向かってそこそこ急な坂が現れました。

アセビの坂を登ります。

坂を登り切ると平坦な道が少し続きます。道迷い防止のロープが張られていたりします。

尾根上の岩を左に巻きます。しっかりした道があります。

ここは真っ直ぐ。

ここも真っ直ぐ。

真っ直ぐでも登れそうですが、

左にちょっと回り込んで、ここから登りました。

登った少し先がウトウの頭です。

ギョーカイでは超有名な山名板。上は陶製、下は木製です。ウトウの頭という名称は近くのウトウ沢からきているらしい。ではなぜウトウ(善知鳥)という海鳥の名前が付けられたのか、不思議です。海のない長野県の塩尻市にも善知鳥峠(ウィキペディアへ)という地名があるんだそうです。善知鳥峠の由来は哀しいです。

山頂より南西方向を眺める。透けて見えるのは天祖山(てんそさん)。

山頂より北方向を眺める。というか眺められませんが、長沢背稜(ながさわはいりょう)の方向です。初めて買った「10秒チャージ」の約半分を2分くらいかけて飲み、水を飲みながらクリームパンを食べました。ザックから杖を出し、四間小屋尾根に向かいます。
 
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