石楠花尾根、ヨコスズ尾根、林道小川谷線(その2の1)

今回は以前途中で引き返した林道小川谷線(りんどうおがわだにせん 以下、小川谷林道)の最深部を歩き、三又(みまた、みつまた)から石楠花尾根(しゃくなげおね)を登り、東京都と埼玉県の境界になっている長沢背稜(ながさわはいりょう)を東へ歩き、ヨコスズ尾根を東日原まで下りました。
小川谷林道の先から三又までの様子はまったく不明でした。ネットで情報を探ってはみたんですが、どうもはっきりしません。行ってみるしかありません。で、行ってみたところ前回とは状況がまったく違っていました。驚きました。詳しくは本文をお読みください。
何とか三又に辿り着き、次は石楠花尾根です。石楠花尾根は長沢背稜にある坊主山(ぼうずやま 悪谷ノ峰)という山をピークにして、小川谷のどん詰まりである酉谷(とりだに)と悪谷(わるたに? 割谷)という沢の出合いにストンと落ちています。このストンでエラい目にあいました。
そんなこんな(2019.5.26修正)の後、遠雷を聞きながら長沢背稜を歩き、新緑に覆われたヨコスズ尾根を下りました。

コース JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→日原街道→林道小川谷線→(2時間20分)広場→(40分)三又→石楠花尾根→(2時間40分)坊主山→長沢背稜→(50分)一杯水避難小屋→ヨコスズ尾根→[GOAL](1時間30分)東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
歩いた日 2019年5月12日(日)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。


[START]東日原バス停→日原街道→林道小川谷線→(2時間20分)広場→(40分)三又→石楠花尾根→(2時間40分)坊主山


石楠花尾根の前半は激登に次ぐ激登でした。

おはようございます。東日原バス停です。奥多摩駅から川乗橋行きの臨時バスが出て、2台目のバスに乗り込みました。よく晴れています。小川谷林道に向かいます。小川谷橋を渡って右へ、ひたすら歩きます。小川谷林道から登ったり小川谷林道へ下りたり小川谷林道から下りたりしたポイントを撮影しながらドンドン奥へ。


そしてやっと広場です。はっきりしないんですが、ここが小川谷林道の終点なのでしょうか。

こちらは七跳尾根への取り付きに向かう林道です。

前回同様、ロープが張られています。奥に進みます。

ザックから軍手や杖を出し、靴紐を締め直し、水を飲んで出発です。木立の向こうにウトウの頭からこちらにドーンと向かっている四間小屋尾根が見えます。

崩れてきた石で狭ーくなった道を進みます。

そのすぐ先、この地点で前回は引き返しました。先行していた若者2人組が戻ってきて、危なすぎてとても通れないと忠告してくれたのです。ここは道が完全に崩落していて、右の大きな木に結ばれたロープを使って大きくV字形に下巻くルートが作られていました。そのロープを掴んで垂直に近い山肌をズリズリと下っていたんですが、若者の助言で途中から登り返したのでした。

今回も下巻こうとしたんですが、谷側に垂れていたロープがありません。驚いたことに崩落跡にへつられた道ができています。獣道なんかではなく、明らかに人工のものです。

そしてこのロープです。うーん、これはM氏の仕事じゃないでしょうか。なぜだかそんな気がします。ロープを手すりのように使うのは危険ですが、掴んでへつられた道を歩けば谷底まで落ちることはないな、というとてつもない安心感が得られます。

ビビりながらもなんとか渡り終えました。

こちらは谷底。先に進みます。

ボロボロの道標がありました。

こんな道や

かつてはしっかりした道だったんだろうなという道が続きます。

わたくしの苦手なノッペリした道もあります。

決して落ちたくありません。

ノッペリした道。ですが、なんか手が入っている感じもします。

歩いてきました。この日、へっぴり腰ってこんなんだと学習しました。

そういえば緑がきれいです。

激しく崩落しています。

薄い踏み跡が幾筋か見えますが、大きな木をくぐるルートをチョイス。

崩落地を横断中。これは山側。

木をくぐり中。

道は続いています。

道に化けようとしている桟道。

谷はとてつもなく深いです。

中央下やや左の石垣のある道までグーッと下っていきます。

小さな花。

イイ感じといえばイイ感じですが、デンジャラスといえばデンジャラスな道が続きます。

小川谷が見えてきました。

ここはかつて登ったゴンパ尾根の取り付き点です。

三又が見えてきました。

無事、小川谷林道の先から三又まで辿り着きました。酉谷に架かる橋を渡ります。

滝谷を石から石で渡ります。

小川谷の下流方向。ゆっくりしたいんですがあまり時間がありません。

作ってきたサンドウィッチを食べようかちょっと迷いましたが、水を飲んで出発します。石楠花尾根は先ほど渡った橋の奥にあります。

橋を渡ります。

右は小川谷林道を経て東日原、左は通行不能といわれている沢沿いの道で酉谷山へ。左へ進みます。

残念ながら写真ではわかりませんが、ものすごい量の花びらが舞っていました。見上げると1本のアカヤシオと思われる木が崖の上に立っていました。

奥から流れてくるのが酉谷で手前を流れているのが悪谷です。悪谷はヒョイと渡れる水量でした。

その酉谷と悪谷の間のこの尾根が石楠花尾根です。

これが登り始め。写真ではさっぱりわかりませんが、とんでもない急登です。掴まるものはほとんどありません。山肌を押さえつけるようにして這い上ります。石はすべて浮き石と思ったほうがいいです。岩が頭を出したものではありません。根はすべてただの枯れ枝が転がっているものと思ったほうがいいです。ガッと掴むとフッと手は宙に浮きます。

登ってきて、

登ります。掴まることができる木が出てきました。

いまひとつ急坂が伝わらない写真。

登ってきて、

登ります。

登、以下同文。

左右から尾根がにじり寄ってきて、喘ぎながら

登って、

登ってきて、

入水管と出水管の穴みたい、とか思いながらツラさを紛らわしていると、

1205mのピークに到着です。ここからようやくなだらかな道になります。

これは行く手の坊主山だったような。

こんなところもあって、

こんなところも。

サクラが満開だったりもしました。背景は長沢背稜です。

山肌がザラッとしてきました。

ピークを目指します。

1450圏のピークに到着です。石楠花山と書いた山名板がぶら下がっていました。

ピークからの景色。

水を飲んで先に進みます。

ピークを下りるとこっちと

向こうに尾根が分かれます。上のほうを見てみるとそのうち一緒になりそうなので

なんとなくあっちの尾根をチョイス。

アセビの林を登っていきます。ウトウの頭の南側に似ています。

登ってきて、

登ります。

酉谷山だと思うんですが、酉谷山避難小屋はどこにいったんでしょう。

あの花もアカヤシオなのかなあ、と思いながら眺めていると、その下に

こんな草木が群生していました。調べてみるとシャクナゲによく似ています。ただ花が咲くのは4月から6月頃らしいのですが、花の気配はありません。これがシャクナゲならスッキリするんですが、まっ、いいか。

こんな場所もあります。デンジャラス感のない楽しい尾根歩きです。

またかなり急坂になってきました。

酉谷山です。断言できます。なぜなら、フフフッ、写真を拡大してみると避難小屋がチョッピリ写っていました。

それはともかく急登に喘いでいると、

ようやく長沢背稜の登山道と合流です。

矢印のように倒れている林班界標に従ってそのまま尾根を登ります。

あちらから登ってきました。

坊主山に到着です。これにて石楠花尾根はおしまいです。

坊主山からの景色。

これも坊主山からの景色。次も

坊主山からの景色。次も

坊主山からの景色。ザックを下ろしてゆっくり水を飲みます。
 
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