奥多摩尾根歩き
大寺山、鹿倉山、鞠子橋

(1/2)


今回は奥多摩湖に流れ込む丹波川(たばがわ)と小菅川(こすげがわ)に挟まれた稜線を東から西へ歩きました。
東の大寺山(おおでらやま)と西の鹿倉山(ししくらやま)を結ぶ尾根です。
主脈の東端と思われる旧青梅街道の擁壁から取付き、西端は鞠子橋(まりこはし マリコ橋 まりこ橋)にビシッと降り立つ、はずだったんですが。
コース JR青梅線奥多摩駅→[START]陣屋バス停→旧青梅街道→(10分)大寺山東尾根取付→(1時間20分)大寺山→タナグチ山→(1時間30分)オオヤマト山→(15分)鹿倉山→(30分)大丹波峠分岐→(1時間45分)鞠子橋→(30分?)[GOAL]丹波バス停→JR青梅線奥多摩駅
(6時間?)
歩いた日 2022年5月23日(月)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。

JR青梅線奥多摩駅→[START]陣屋バス停→旧青梅街道→(10分)大寺山東尾根取付→(1時間20分)大寺山→タナグチ山→(1時間30分)オオヤマト山→(15分)鹿倉山


このページは旧青梅街道沿いのスロープ(?)からババアサマ、大寺山タナグチ山オオヤマト山鹿倉山までの記録です。スロープはごく短い距離ですが今回の全行程で一二を争うデンジャラス・ルートでした。尾根に乗り、標高770m圏(以降、「標高」省略)で登山道と合流するまではほぼ急登。想定外の岩稜もあっったりもしました。登山道と合流してからは快適な尾根歩きが続きます。

おはようございます。奥多摩駅前から小菅の湯行きバスに乗り、陣屋(じんや)バス停で降りました。青梅線が20分ほど遅れたんですが、西チュンバスは待っていてくれました。
以前は陣屋(蕎麦屋)の裏から大寺山を目指したんですが、きょうは小菅川沿いに旧青梅街道をてくてく進みます。
補強工事中の三頭橋(みとうはし)。包帯が巻かれているようでちょっと痛々しいです。対岸はムロクボ尾根です。
バス停から10分ほど、尾根を回り込んで、このスロープから尾根に取付きます。意味なく、グッとにらんでみます。ログはここから。
このルートはGoogleマップのストリートビューであたりをつけたんですが、階段だと思っていたし、予想よりかなり狭いです。左手の軍手を擁壁にこすりつけながら登ります。
落石防護柵と防護網の隙間に体を押し込むようにして登ってきました。ウナギ捕りの仕掛けみたいに入れるけど出られない、みたいな隙間です。
スロープから先は尾根までそこそこしっかりした踏み跡がのびていました。
すぐにお寝に乗りました。とんでもない急登です。初っ端は防護網を支えているワイヤーを掴んで登ります。
登ってきて、
登ります。こういうときの岩は大助かりです。急登を忘れさせてくれます。
スロープから標高差で80mほど、610m圏で急勾配は一息つきました。
岩がゴツゴツしてきました。
一息ついていた勾配が息を吹き返しました。息が上がって写真がブレました。
グニューっという感じで曲がりながら登ってきて、
730m圏で尾根は右にクッと曲がります。
「39」と赤ペンキで書かれた大岩がずり落ちそうになっています。デンジャラス・ロックでしょうか。周囲に長い赤テープがヒラヒラしていました。
岩稜地帯を通過して平坦になった尾根を歩いていくと
770m圏で右から登ってきた登山道と合流。
振り返って。正面奥から登ってきました。左に登山道が下っています。
新緑にまみれながら先に進みます。
このあたりは半身まみれ。
844mの標高点らしきポイントを通過します。ババアサマという場所だと思います。林班界標「-|87」と赤帽白杭が立っていました。
こんなヤセ尾根と言うかとんがった場所もあります。左下にある道をたどっていくと
小尾根が突き出ていました。ビューポイントの予感です。
んー。
うーむ。先に進みます。
860m圏のポコリとしたピークに建っている祠を通過します。
山頂直下の急登です。
日本山妙法寺の東京奥多摩仏舎利塔に到着。
新旧の道標。旧(切り替え画像)の奥が
大寺山のピーク。お手製の山名板があります。
新緑にまみれ、
道標を通過し、
登山道をちょっとはずれ、1030m圏のピークへ。ここから北東へ下る仏舎利塔遊歩道(シンゾウ沢左岸尾根)を登ったことがあります。「だったらナニ?」と思われるかな、
などと思いながら1071mの標高点あたりを通過します。ここから北東へ、この滝ノ沢左岸尾根を下ったことがあります。「だったらナニ?」と思われるかな、
などと思いながら1100m圏のピークを通過します。ここから南東へこんなイイ感じの尾根が下っています。歩いたことはありません。「だったら(以下同文)。
道標を通過します。1178mの標高点あたりです。タナグチ山らしいんですがよくわかりません。
1178mの標高点あたりから南に下っている尾根です。イイ感じです。歩いたことはありません。「だっ(以下同文)。
1200mあたりで林道と合流しました。ここはとりあえずの林道の端っこのようです。
尾根上を歩いたり林道を歩いたりしながら
林道を歩いていると前方がバンと開けました。同時にバンと日付が入ってしまいました。誤操作です。
伐採地跡です。
林道はここでネットで封鎖。左の尾根を登ります。
伐採地跡のてっぺんはオオヤマト山の山頂です。
この写真の数倍はきれいな景色です。
奥多摩湖、仏舎利塔、御前山(ごぜんやま)のでっかい山容がドーンと見えます。
オオヤマト山を下り、林道と合流。
鴨沢作業道開設工事。
林道をてくてく歩き、鹿倉山への案内で尾根道へ。
鹿倉山の山頂に到着。
新旧の道標が立っています。
山頂には三等三角点があります。標高は 1288.24m、基準点名は獅子倉。三角点の向こうは以前に下った鹿倉山南尾根です。「だ(以下同文)。
山頂から北方向。
山頂から東方向。あちらから歩いてきました。
山頂から南方向。
山頂から西方向。うーむ、な展望です。
ちょっと休憩後、後半戦です。