奥多摩尾根歩き
七跳尾根、大平山尾根、栗山尾根

(2/3)


七跳山(長沢背稜)→(30分)天目山林道→(20分)大平山→1469m標高点→1315m標高点→(1時間20分)大ドッケ


大平山尾根 大平山から東へのびる稜線はそーとーな幅広で進路を定めるのがめちゃくちゃ難しかったです。おまけに雪が30センチ以上残っているところもあり、等高線はゆるやかですがキビシい尾根歩きでした。後半はヤセ尾根がひたすら続きます。

山名版の向こうが目指す大平山尾根です。雪がたくさん残っています。ちょっぴり不安を感じながら出発します。
下ってきました。中央やや上のポコリとしたピークが七跳山の山頂です。
振り返って登ります。右にグイーンとカーブします。
素敵な尾根道ですが雪に足をとられまくりです。
矢岳(やだけ)方面の遠くの山並みと
遠くの秩父市街。
大岩を回り込み、
深い雪はツラいので右の雪のない縁を歩きますが、
雪から逃げられなくなって登ってきて
なだらかな尾根道を歩きます。
大平山を真正面に見ながらここから激しく下っていきます。ということはあのてっぺんまで激しく登らなくてはなりません。1600m圏です。
ズダーッと下ってきて
天目山林道にぶつかります。
三ツドッケ(天目山)をいつもの反対側から眺めます。あの向こう側に一杯水避難小屋があるんですよね。
林道で水を一口飲んで大平山尾根に復帰します。
雪庇。危ないところでした。踏み抜くと10センチの滑落はまぬかれません。
あのてっぺんからダーッと下ってきてグーッと登ってきて
大平山の山頂に到着です。三等三角点があり、標高は1603.01m、基準点名は大平。
大平山の山頂。北方向。
大平山の山頂。東方向。
大平山の山頂。南方向。
大平山の山頂。西方向。水を一口飲んで出発します。
進路がはっきりしません。
幅広で平坦な尾根です。
今回のルートでいちばんズボってなった場所。ちょうど膝頭まで雪に埋まり、膝十字固めをきめられたみたいに膝関節がグギって逆に曲がりそうになりました。
ホントーに進路がはっきりしません。雪がなければまた違うかもしれませんが、スマホGPSの助けがないと現在地がわかりません。
赤ペンキの木の間を通ってみます。いつの間にかレースが現れました。
左手の奥に赤ペンキが見えますが、進みたい方向は右です。1550m圏です。トレースは赤ペンキに向かっています。
ズボリズボリと進みます。
1530m圏。タラーンとしていますが分岐です。左へ。
下ってきて
下ります。というか歩きます。
1480m圏の分岐です。相変わらずのタラーンぶりですがここは植林に突入することなく右へ。
倒木を回り込み、
1469mの標高点を通過します。
標高点を過ぎてすぐ、右手に林道が見えました。地形図にはない道です。
1440m圏です。こぢんまりとしたピークで左右に分岐しています。ほぼ直進します。下り始めてすぐ、やけに右足がズルズル滑るので足を見てみるとチェーンスパイクが脱げています。チェーンスパイクなしでは歩きづらいんですが諦めて先に進むか探すか、ちょっと思案。5分だけと決めて探すことに。
ラッキーでした。ちょうど5分くらい引き返したところにクルンと丸まったチェーンスパイクが落ちていました。うーん、足を振り出したときにスパイクがはずれてしまったようです。確かに、踵がはずれるとつま先側に抜けやすくなる構造ではあります。
1420m圏の分岐で左へ。地形図を見ると尾根はどんどんヤセていくはずです。
グーッと登ります。
ポコリとしたピークに立ち寄りましたがとくになにもありませんでした。通過します。
ピークを下ると尾根は左にグーッと曲がり、
登ります。
尾根は地形図通りにシュッとヤセました。下ります。尾根がヤセたおかげで進行方向に迷うことはなくなりました。
1350mあたり。ちょっと前から人の話し声が聞こえていました。2重稜線の右側にいたパーティーが先に進んでいます。7、8人の大所帯です。
パーティーに追いつくと先に行かせてくれました。1315mの標高点らしき場所を通過します。「大平山方面 川又・毛附 至」(多分。文字が消えかかっています)と書かれた道標がありました。追い越してしばらくは大人数の足跡と向き合ったのでパーティーはおそらくピストンなのでしょう。
ヤセ尾根が続きます。
ダーッとそこそこの急降下からそこそこの急登です。
急登前に大人数の足跡は右にそれていき、急斜面を登りきると
大ドッケというピーク(1260mあたり)です。これにて幅広の尾根で進路決定に悩まされた大平山尾根はおしまいです。
大ドッケからの景色。
これも。微妙な展望です。水を一口飲んで次は栗山尾根です。