長作尾根(その3の1)


今回は長作尾根(ながさくおね)を登りました。先週登った大茅尾根(おおがやおね)の西隣にある尾根です下端は大長作沢(川)の上流、上端は三頭山(みとうさん)から西に伸びる尾根上でおおよそ1500mのピークです。長作尾根にたどり着くまでがそこそこ大変でした。かなり下調べして臨んだのですが、迷いそうな場所が何カ所かありました。尾根自体はというと、これがまた滅茶苦茶急登。ただ、木々のいでたちはとてもステキで、急登のツラさを忘れはしませんが、忘れそうになりした。
下りは三頭山からムシカリ峠を経て三頭大滝。三頭大滝から三頭沢沿いの道を歩いて檜原温泉センター数馬の湯まで。という計画でしたが、三頭山で道を間違え、ムシカリ峠ではなく鞘口峠(さやぐちとうげ)方向へズンズン進んでしまいました。結局、案内図を見て、途中から「ムクドリの路」を選択。野鳥観察小屋を経由して三頭ノ大滝へというルートにしました。これが怪我の功名といいましょうか、野鳥観察小屋からの道は沢沿いでとても心地よいものでした。小滝が連続してズザーズザーズザーという感じで流れ落ちたりもしていました。
三頭沢沿いの道もグッド。時間に余裕があるなら、わたくしはバスに乗るよりは断然この道を歩きます。ただ、谷への下り口まで5、6分歩道のない奥多摩周遊道路を歩かなければならないのでバイクや自動車には要注意です。

コース 上野原駅→(START)宮川橋→(40分)大長作川とカラタキ沢の出会い→(25分)大長作川(ノコドチ沢)と立岩沢の出会い→長作尾根→(2時間15分)三頭山からの尾根に合流→(15分)三頭山→(30分)コマドリの路→(30分)三頭大滝→(30分)三頭沢への下降点→(GOAL)(50分)数馬の湯
歩いた日 2017年10月8日(日)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。


上野原駅→宮川橋→大長作川とカラタキ沢の出会い→大長作川(ノコドチ沢)と立岩沢の出会い


現役や退役した畑を通過して沢に下ります。迷いやすいです。


おはようございます。先週に続き、JR中央線の上野原駅北口です。運行期間限定の鶴峠行きのバスを待っています。

駅の改札を出て、階段を登ると警察官がチラシを配っていました。「コンパス」というネットで完結できる登山計画表の広報でした。

バスを待つ列からの風景。山並みも美しいんですが、列車を待つ人たちをボンヤリと眺めるのもおつなものです。

車窓から。そういえば基本的にどんなお店も展示即売ですよね。展示即売とあえていう場合、「1点ものを販売しますよ」という意味合いが強いのでしょうか。

宮川橋(みやがわばし)で降車しました。ここにはバス停はありません。
自由乗降区間なので、あらかじめ運転手さんに降りたい場所を伝えたほうがいいのか、その場所あたりで降車ボタンを押せばいいのか、上野原の富士急山梨バスのあの世界一この山域に詳しいおじさんに聞きました。「あ、いいですよ運転手に言っとくから」との回答。
正直、半信半疑で、まっ、近くのバス停で降りて歩けばいいか、と思っていたところ、前回に降車した飯尾バス停を過ぎてしばらく、いきなりの車内アナウンス。「このあたり降りられる方いらっしゃいますか?」
バス後方からルームミラーに向かって大きく手を振るわたくし。
「あまり詳しくないんですが、このあたりでいいでしょうか?」の優しい車内アナウンス。
急いで中腰になり、窓から前方をターミネーターみたくサーチするわたくし。すぐに下調べで見たような風景を察知。
「ここでーす」と大声を上げ、無事に目的地に降車できた次第です。
世界一この山域に詳しいおじさん、運転手さん、ありがとうございました。

宮川橋は大長作川(だいながさくがわ? おおながさくがわ? 確認し忘れました)に架かっています。大長作川は大長作谷とも。川、谷、沢の違いについては諸説紛々で地理学、民俗学、社会学、政治学などいろんなアプローチがあるようです。

上野原(ずいぶん遠いですが)から来ると宮川橋を渡ってすぐの右側の風景。ここで直進する広い道ではなく、左の道に入り、民家の横を通り抜けます。

その民家のご主人らしき人がちょうど畑仕事でしょうか、身支度をしていました。「みとうやまですか?」と声をかけられました。「そうです。おじゃまします」「お気を付けて」「ありがとうございます」。ほんの20秒ほどの会話でしたが、上野原でバスを待ちながら食べた鮭お握りよりよほど力が湧きました。

畑を通過します。

振り返ると中央の白い建物の右に宮川橋が見えました。

畑跡を通過します。

やがてこんな道になって、

橋を渡ります

山側と谷側の畑の間を歩きます。

網で守られていたのはソバでした。ただ、網のかかっていないソバ畑のほうが圧倒的に広かったです。鳥たちに食べられなかったら収穫しましょう、という心づもりなのでしょうか。

畑の端まで来ると右に下ります。

畑跡から行く手を眺めますが、雲でさっぱり見えません。

畑跡の向こうに放置されたブラウン管テレビ。こっちが見られているのかも。

すぐに廃屋(違っていたらごめんなさい)を通過。

まだ畑跡があります。

まだまだ畑跡があります。

右下へ沢に下りていきそうな道に出会いますが、ここは直進します。

「フォー!」をしているように両腕を広げた木の右を進みます。

左はゾクゾクするような美しい尾根ですが、ここの分岐は右下へ進みます。

すぐに沢が眼下に見えてきました。

こんな道を歩きます。

大長作沢(左)とカラタキ沢(右)の出会いに到着しました。

大長作沢側の小さな滝。真夏にここでデイキャンプなんかしたらチョベリグー。

カラタキ沢を渡りました。

こんな所を登ります。

が、しっかりした道がありました。

まだ畑跡があります。ワサビ田跡のようにも見えますがわかりません。左手に見ながら通過します。

左は高みへ右は沢へ、の分岐。ここは左がとりあえずの正解でした。「とりあえず」とあえて書いたのは、どんな道を歩いても体力と気力が十分ならいずれ目指す尾根に到達できるはず、というたんなる理論上のお話です。ですが、そもそも尾根歩き(山歩き)に正解があるのなら、わたくしははるか以前に歩くのをやめています。

散弾銃の薬莢。ネットで調べたところ、世界的に最も使用されている12番ゲージらしいです。この中に1から500個近い鉛玉が充填された何種類もの薬莢があるようです。

左下に沢を見ながらゆるやかに登っていきます。

そして沢の出会いに。左はノコドチ沢、右は立岩沢というらしいです。

これが本日のターゲットである長作尾根の下端です。下調べで立岩沢のもう少し上流に尾根に取り付きやすい場所があるのはわかっていましたが、ここから登りたいと思いました。ビシッと。わたくしの経験だと、尾根の端っこの端っこから登ることができるのは実はあまりないことです。

登りました。尾根の下端を見下ろした写真です。

左下、ノコドチ沢を見下ろしました。

右下、立岩沢を見下ろしました。
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