奥多摩尾根歩き
真名井北稜、エビ小屋山尾根

(2/2)


真名井沢ノ峰→(20分)エビ小屋山→エビ小屋山尾根→(2時間)入川林道→(40分)[GOAL]JR青梅線古里駅


エビ小屋山尾根は急降下やヤセ尾根、岩がちヤセ尾根の急降下、防火帯(‏‏?)や植林帯ののんびり歩きなどなど揃っています。工場の敷地内から離れるための最後の林道への下降はほんの50mほどのトラバースでしたが、ちょっとやっかいでした。

真名井沢ノ峰から真下にある道標まで降りてきました。赤杭尾根を「赤杭山・古里駅」方面へ下ります。
道はしっかりしているんですが、
キツい下りが続きます。
真名井沢ノ峰から10分ちょっと。あの「古里駅・赤杭山 川苔山」の道標がエビ小屋山への分岐です。赤杭尾根はエビ小屋山に向かって直進しますが、登山道はここで左へ巻いていきます。
エビ小屋山に向かいます。そこそこの急登です。
やがてなだらかになり、
エビ小屋山の山頂(1147m)に到着。
南方向が開けています。ポコポコとした山容は大岳山でしょうか。
あちらから登ってきて、
ほぼ真っすぐあちらに下ります。
下ってきて
1130mあたりの分岐です。あまりはっきりした分岐ではありません。左は赤杭尾根で、急降下のあと林道を横断して続きます。エビ小屋山尾根は右方向です。
あちらに下っていきます。
そーとーな急降下です。
下ってきて
下ります。日陰名栗山南尾根の下の方を思い出させる植林と雑木の境い目の急降下です。
急降下から
ようやくそこそこの勾配になり、同時にヤセ尾根になりました。
心地よい尾根歩きです。
と思っていたら岩混じりのとんでもない急降下になりました。
あの先で分岐します。1000mあたりです。
ほぼ直進します。またまたとんでもない急降下です。
激しく下ってきて
あの先でややなだらかになりそうです。
931mの標高点を通過します。白い丸は写っちゃいけないものが写っていた、わけではなく、光とレンズの具合です。
910m圏にぽっかりと明るい場所が現れました。分岐になっています。直進する植林帯の中ではなく、
右のスコーンと空が大きく開けた尾根を下っていきます。
下ってきて
ザレた急降下です。道はありません。テキトーな大きさののくの字くの字でじわりじわり足場を確かめながら下ります。
防火帯でしょうか。榛ノ木尾根(はんのきおね トップページの検索窓で「榛ノ木尾根」で検索してみてください)を思い出しました。
ほぼ南に向かって下ります。
810m圏で防火帯はおしまいです。下って
岩場を登り返します。
右から登ってきた尾根と合流します。830m圏です。
あちらは右から登ってきた尾根です。合流点にに林班界票が倒れていました。
左へ少し進むと841mの標高点で『詳細図』には向山と記載されています。
さらに少し進むと左から登ってきた尾根と合流します。
植林帯の中のとても歩きやすい尾根道が続きます。ガゴンガゴンと岩がなにかにぶつかるような大きな音が聞こえてくるようになりました。なんの合図でしょうか、学校のチャイムみたいなメロディも聞こえてきます。
金色に輝く原っぱが見えてきました。
伐採地跡でしょうか。幅はありませんが、素晴らしい景色です。750m圏です。南東に向かって開けています。
やや右(西)の景色。
伐採地跡のへりに大木が立っていました。トチでしょうか。根元に杖を立て掛けています。
烏龍茶を一口飲んで出発します。植林と伐採地跡の境い目を歩こうとしたんですが、
ススキが倒れた跡をたどってみました。無理。先が見通せず、大きな音のする採石現場に突き進んでいるようでちょっと怖いです。
踏み跡があるようなないような植林と伐採地跡の境い目を下ります。
赤杭山南面の採石現場が見えました。黄色い重機がグヮングヮン首を振っています。重低音がこだまします。
下ってきて
下ります。そこそこしっかりした踏み跡にぶつかりました。獣だけでなくヒトも歩いている雰囲気ぷんぷんです。
下ります。が、このままだと前回と同じく採石場内の事務所の真ん前に降りることになります。
610mあたりでテキトーに右へトラバース(山腹水平移動)開始。隣の尾根を目指します。
尾根を移りました。下ります。
558mの標高点と思われる場所を通過します。小さな赤帽黒杭が刺さっていましたが、ただの斜面です。
歩きやすい尾根道です。
下ってきて
520m圏で作業道にぶつかりました。
その先は地形図ではわかりませんが左右に分岐しています。この先はとんでもない急降下っぽいです。この左右の分岐はヘビの舌先のようで不気味。この先を下るのはやめて、
とりあえず先ほど下っていた尾根にむかって作業道をたどることにしました。
下ってきた作業道と合流しました。振り返って撮影。尾根の上の方にこちらに下る作業道があったようです。
グズボグズボと進みます。
謎の一斗缶を通過します。一斗缶は一斗缶ですが、そこはほら、なんとなく謎っぽいじゃないですが。
最初に下っていた尾根に乗りました。急降下です。
あるようなないような踏み跡を下ってきて
下ります。左下に採石場内を流れる沢が見えてきました。大きな操業音が周囲を包み込んでいます。
正面や左に建屋の屋根が見えてきました。このまま下ると事務所の真ん前に降りてしまいます。それを避けるには右にトラバースするしかありません。
トラバース中。駐車場に車が整然と並んでいるのが見えます。
使われてなさそうなブロック造りの建物がありました。下の道路はもう採石場の敷地外だと思うのでここから降りたいのですが、道路に降りる階段の先には鉄筋のドアがあって閉まっています。開くかわからないし、ちょっと気が引けます。先に進みます。
石垣の低い場所からなんとか道路に降りました。右上が先ほどの建物です。あまりスマートではありませんでしたが、敷地内下降は避けられました。これにてエビ小屋山尾根はおしまいです。こぢんまりしたガッツポーズの後、古里駅に向かいます。
すぐ近くに林道入川線のゲートがありました。
左の駐車場や事務所と右の駐車場の間を抜けます。
ひな壇のような採石現場です。右上が赤杭山の山頂かな。
明るいのがエビ小屋山尾根です。左の方に下ってきました。
だまし絵みたいな工場。
信号は赤。トンネルの向こうからトラックがやってきます。
東京都奥多摩さかな養殖センター(入川)を通過します。
鉄橋を下り電車が走っていきます。
ガードくぐり左へ。青梅街道の古里附橋(こりつけばし)から入川上流を眺め、
マネキン(案山子?)たちにギョッとし、
古里駅前のコンビニで缶ビールを購入し、跨線橋の上です。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。真名井北稜もエビ小屋山尾根も初めての尾根ではなかったけれど楽しく歩けました。真名井北稜の取付とエビ小屋山尾根の下降、初っ端と最後の課題がうまくいってビールがおいしいです。またよろしくお願いします。乾杯!