奥多摩尾根歩き
槙ノ尾沢左俣右岸尾根、棒ノ嶺北尾根

(2/2)


棒ノ嶺→棒ノ嶺北尾根→名栗湖周回道路→有間の湧水→[GOAL]さわらびの湯→西武池袋線飯能駅


棒ノ嶺北尾根は名栗湖が近づくにつれ地形がややこしくなり、進路選びが厄介でした。

棒ノ嶺北尾根は林道まで棒ノ嶺北東尾根と同じルートです。棒ノ嶺北東尾根は何度か歩いているのでスライドーショーで素早く移動します。

林道に下りました。林道を横切って正面の棒ノ嶺北東尾根の続きに向かうのではなく林道を左に進みます。
2つ目の尾根の出っ張り(膨らんだカーブ)です。ガードレールがパカーンと開いて「おいでおいで」をしていますが、
ここではありません。
あれが確か3つ目の尾根の出っ張りで、目指す棒ノ嶺北尾根です。
土が盛られたあそこから下ります。
なんとなく踏み跡があります。
尾根筋の藪を避けて右下の薄い踏み跡を辿ります。
道なんかない厳しい尾根を想像していたので、なんか拍子抜けです。左はヒノキ、右は自然林の尾根をテクテクと歩きます。
青空を見上げたりしながらの余裕の尾根歩きです。
完全にビシッと道を塞いでいる倒木があったりもしますが。
711mのピーク。ここで尾根は分岐します。
こちらが左。穏やかな尾根で、赤い杭は左の尾根に続いているようですが、
わたくしが歩くのはこちらの右。
出だしは急降下です。杭はありませんが、遊び(山歩き)用らしきテープが見つかりました。
こんな感じで、尾根の形があまりはっきりしないところを歩きます。
630mあたりです。尾根は左右に分岐します。
左を選択。目指す方向とは異なりますが、
ちょくせつ向かうとあんなとんでもない急降下なので、迂回するための左選択です。
あの青テープが巻かれた切り株からちょっと右に進路を変えます。
また赤い杭が出現しました。550mあたりです。ここで尾根は谷に向かってドドドドドと下っていく
こちらの左の尾根と、
キツい急降下が始まる右の尾根に分岐します。
右に進みます。先ほどから水の流れる音が聞こえています。
下ってきました。
下った鞍部から右へトラバースします。
間伐帯をトラバース中。
間伐帯を過ぎるとこんなしっかりした道になりました。
あの尾根に向かいます。
にじみ出る水がありました。やがて有間川、そして入間川になるはずです。でもって、(以下同文
目指す尾根に乗り、見上げたところ。それほどキツい勾配には見えません。回り込まなくても良かったのかも。
尾根の先に進みます。そこそこの急降下が続きます。
この小さなピークの向こうで、
グッと左へ進路を変えます。
赤テープがぶら下がっていましたが、こちらの方向はわたくしが進みたい方向ではありません。少しずつ右に移動します。
で、ここを直進すると、
スパッと切れ落ちていました。さらに右に移動します。
これです。この尾根に行きたかったんです。
でかい岩が尾根道を塞いでいましたが、右に回り込んでなんなくクリア。岩を振り返ると、真ん中の割れ目も歩けそうでした。
こんなちょっとヤセたところを歩き、
そろそろ有間川と名栗湖の接点に下りなくちゃいけないぞ、などと思っていたら左下に道が伸びていました。
尾根をそのまま進むと、この先は崖っぽく切れ落ちていました。引き返して先ほどの道を下ることにします。切り替え画像はこのあたりでの足跡。
なんとなく道らしい道をテキトーに下ります。
あの尾根から下りてきました。
尾根の下端はビシッと切れ落ちています。
水面が見えてきました。
こんなところを右往
左往しながら目指す地点に下りられる道を探します。
薄ーいくの字くの字の道を辿って急勾配の斜面を下っていきます。
橋が見えました。
下りてきました。これにて棒ノ嶺北尾根はおしまいです。
名栗湖周回道路に出ます。

登っ戸沢(のぼっとさわ)やクマタカを狙うカメラの放列を通過し、有間の湧水で水を汲み、さわらびの湯まで歩きました。一人反省会は自動販売機で買った缶ビールとマフィンでつくった自作のサンドイッチで。少数意見ですが「ちょっとスマホGPSに頼りすぎではないか」という声がありました。検討課題です。

いつものようにバスがグワーンと旋回しながらやってきました。帰路につきます。