奥多摩尾根歩き
コツ谷左岸尾根

(2/2)


コツ谷左岸尾根→(2時間10分)長沢背稜→(10分)[GOAL]酉谷山避難小屋


1300mあたりからコツ谷左岸尾根の尾根相は激変し、幅広の伸びやかな尾根になります。

1300mあたりです。木の根がうねっていた場所から2、3分歩くと尾根相も林相もガラリと変わりました。
幅広い尾根ですが勾配はそこそこあります。
酉谷へ続く谷だと思います。名前はわかりません。
ブナでしょうか、とてつもなくポッコリしています。
登ってきて、
登ります。こんな尾根歩きがしばらく続きます。尾根筋なんてものはほぼありません。
右手に長沢背稜
左手にはタワ尾根が見え、
正面に長沢背稜がバーンと立ち上がっています。
コツ谷左岸尾根で初めて赤テープを見ました。もう1か所で別のタイプの赤テープを見たんですがそれっきりです。
突然、獣道とは思えないしっかりした踏み跡にぶつかりました。くの字くの字で登っているようです。辿ってみます。
登ってきて、
テキトーに登ります。踏み跡は見失いました。
登ってきて、
長沢背稜の登山道に合流しました。厳密にいうとまだ上の長沢背稜がコツ谷左岸尾根のてっぺんですが、まっ、いいです。これにてコツ谷左岸尾根はおしまいです。
とりあえず酉谷山避難小屋に向かいます。
10分ほどで避難小屋が見えてきました。
酉谷峠直下のこの道標から右へ下ります。
酉谷山避難小屋です。
水場には小指3分の1ほどの細さで水が流れていました。
小屋前からの景色。
これも小屋前からの景色。
小屋の引き戸を引きました。こんにちは。誰もいません。迷います。稜線上にツェルトを張るつもりだったんですが。んー、迷います。
とりあえずザックを下ろして窓を開けます。登ってきたコツ谷左岸尾根がすぐそこに見えます。
これは酉谷の下流方向。
こちらは青梅市あたりが見えているのでしょうか。んー、小屋に泊まらせてもらうことにしました。
カメラとスポーツドリンクを持って酉谷山の山頂に登りました。東京都のほぼ最北端です。きっちりした最北端は酉谷峠と山頂の中間あたりです。酉谷山には二等三角点があって標高は1718.30m、基準点名は小川。
埼玉から長野あたりまで見えていると思います。
夕陽に照らされているどこかの街。
これは東京都側。暗くなる前に戻ります。
帰途、夕陽に照らされているどこかの街。
小屋に戻りました。誰も来ていませんでした。晩ご飯にします。握ってもらった鮭お握り(海苔が暗がりに沈んでいます)とジェーシーシーの「まんぷくクラブ おやつラーメン チキンスープ味」を食べ終えて
アマノフーズの「しらす雑炊」を食べました。食後の紅茶も飲みました。することがないのでいろいろと時間をかけたいところですが湯を沸かしたり封を切ることぐらいしか仕事はありません。紅茶を飲み終わっても6時くらいでした。
後は読書です。水入れにヘッドランプをぶら下げるとイイ感じの読書灯になりました。けれど字が読みづらくてしょうがありません。あはは。老眼鏡をかけ忘れていました。
夜はちっとも更けていないけれど、いつの間にか眼鏡はずり落ちて眠りにも落ちたのでした。
山の神様、地権者の皆様、今日もありがとうございました。