奥多摩尾根歩き
上滝(喜右衛門)尾根、タワ尾根

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喜右衛門ノ頭→長沢背稜→(20分)タワ尾根→[GOAL](2時間50分)東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅


長沢背稜からタワ尾根へ。高度を下げるにつれ、だんだん緑が濃くなっていく様子がはっきりわかりました。

喜右衛門の頭から尾根伝い(長沢背稜)に歩くとあの滝谷の峰(多分)からタワ尾根をビシッと下りることができます。けれども『奥多摩登山詳細図(西編)』の「藪☓」の記載で尾根伝いは止め、
登ってきた上滝尾根を縦走路まで戻りました。上滝尾根は奥にずっと続いています。
縦走路をタワ尾根に向かいます。
タワ尾根の乗越点に到着しました。
滝谷の峰はあの上の方。
タワ尾根を下ります。最初はどっちに進めばよいのかよくわかりません。
テキトーに右の尾根に乗って歩いていくとこんな感じ。
モノレールの終点です。
モノレールに沿って歩きます。
モノレールのある尾根といえばまずハンギョウ尾根。あとは七ツ石尾根、あとは、、、横切るのは平石尾根、あとは、
などと思い出しながら歩いていると、1602mのピークです。ここはウトウ沢右岸尾根のてっぺん。いつかウトウ沢右岸尾根を歩こうと、今回、忘れずにどんな場所かちゃんと見てみようと思っていたピークです。
で、ピークから右下に伸びるウトウ沢右岸尾根を覗き込んでみたところ。登るにしろ下るにしろとてもじゃないけれどここは無理。ピークをちょっと下ると、
モノレールはタワ尾根を離れていきます。どうやらウトウ沢右岸尾根を歩くにはモノレールに沿うのが得策のようですが、このグゥーインとした容赦のない傾斜っぷりはいかがなものでしょう。ウトウ沢右岸尾根は要再考です。

大岩を巻き、ウトウの頭を経て篶坂ノ丸まで。いろんな緑に包まれながら下ります。

次は、鈴坂の丸から金袋山、人形山を経て一石山の新旧の山名板を見て、キツくズルッとする坂を下り、ベンチのある巻き道までの道中です。わたくしのココロが無垢ならば、緑の虹に染められているはずです。そんな道中でした。

ベンチから尾根を左へ巻き、一石山神社までの道も厳しいです 。厳しいというのは漠然としているけれど、具体的にいえばわたくしの体力、脚力にはキツイのなんのって、というだけのことではあります。

一石山神社に着きました。これにてタワ尾根はおしまいです。この後、大きな悲劇が訪れました。鍾乳洞の食堂で缶ビールを買って飲もうと思いっきり水分を控えていたのに、なんと、食堂は閉まっていました。これを悲劇といわずして何を悲劇というのでしょう。
悲劇のヒーローは生ぬるい水を飲みながら小川谷橋から上流を眺めます。鍾乳洞の食堂が閉まっていると、東日原バス停手前の食堂も十中八九閉まっています。東日原バス停までの足取りは軽いはずはありません。
奥多摩駅の一つ手前の大沢一丁目のバス停で降車し、コンビニで缶ビールを購入。奥多摩の男(ひと)と乾杯です。
きょうも山の神様、地権者の皆様、ありがとうございました。