上段歩道、四間小屋尾根、タワ尾根、オロセ尾根(その2の1)

今回は小川谷右岸の上段歩道を歩き、四間小屋尾根(しけんごやおね)を登り、タワ尾根からオロセ尾根を下りました。
当初の計画は小川谷右岸の上段歩道を歩き、四間小屋尾根を下っていろんな谷が合わさっている三又(みまた、みつまた)まで行き、そこから上滝尾根(かみたきおね)という尾根を登り、長沢背稜(ながさわはいりょう)を経てタワ尾根を下るという、アポロ計画とまではいいませんがわたくしにとってはなかなか壮大なものでした。
ところが実際に歩いてみると、多く見積もって2時間50分と踏んでいた上段歩道に3時間30分かかってしまい、三又、上滝尾根ルートは断念。四間小屋尾根を登り、タワ尾根からオロセ尾根を下ることにしました。
上段歩道は荒れまくっているんじゃないかちょっとビビっていましたが、思ったより歩きやすく、日原の深ーい懐で遊ばせてもらいました。
オロセ尾根の選択は何となくだったんですが、綾羅錦繍をまとった山肌に目を奪われながらの尾根歩きでした。

コース JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→林道小川谷線→(40分)小川谷上段歩道→(3時間30分)四間小屋尾根→(1時間10分)ウトウの頭→タワ尾根→(35分)篶坂ノ丸→オロセ尾根→(1時間10分)孫惣谷林道→日原林道→[GOAL](1時間10分)東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
歩いた日 2018年11月10日(土)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。


[START]東日原バス停→林道小川谷線→小川谷上段歩道→四間小屋尾根


上段歩道でヒェッ! と肝を冷やしたのは1カ所。グニューとねじれた桟道です。


おはようございます。東日原バス停です。3回連続の日原です。奥多摩駅から東日原行きのバスは2台発車しました。ちょうどわたくしから2台目のバスに乗ることになり、ちょっとエラくなった気分でバスに乗り込んだのでした。

老いてますます盛んな稲村岩を見上げながら日原街道を日原鍾乳洞方向へ向かいます。小川谷橋を渡って右へ、日原燕岩洞門(にっぱらつばめいわどうもん)をくぐり、林道小川谷線へ進みます。


上段歩道への登り口に着きました。あの切断された大きな倒木が目印になります。ザックから黄タオル、杖、軍手を出して靴紐を締めていると、3人組の登山者が小川谷林道の奥へ歩いて行きました。

落石防護網の吊りロープに沿うように登り始めます。

ワイヤーをくぐったり跨いだりして進みます。

濡れた落ち葉や岩で歩きづらいです。

で、突然、幅の広い道に出ました。

幅広の道はすぐに尾根(人形山東尾根)を回り込みます。上段歩道は尾根をしばらく登ってからのトラバースなので、この道の先は下段歩道のはずです。

ちょっと先に行ってみました。下段歩道は荒廃しているらしいのですが、このあたりはそんな素振りはありません。

人形山東尾根を登ります。尾根の左にしっかりした道がついています。

右手にトラバース道を探しながら尾根を登ります。

尾根の左に歩きやすい道があるんですが、上段歩道を見逃したくないので尾根筋を歩きます。

ちょっぴり荒々しく、美しい尾根です。

右に向かう薄らとした踏み跡を発見。

けれどもこれはとてもじゃないけど歩けません。もしこれが上段歩道なら諦めるしかありません。人形山東尾根歩きに変更してもいいや、と思いながら、

こんな尾根を登り続け、

尾根筋を歩けないところは左下の道を辿っていくと、

尾根を乗り越す道に出会いました。

しっかりした道です。右奥に伸びているこの道が上段歩道に違いありません。小川谷林道から40分近くかかりました。標高約850mの地点です。右手の大きなモミが目印になりそうです。

いよいよ上段歩道です。篶坂ノ丸東尾根を乗越たり木橋を渡ったり、何か変わったことがあるまでスライドで歩きます。


小屋跡がありました。

ちょっと先に左上からしっかりした道が合流。タワ尾根の金袋山(きんたいさん)あたりまで通じている作業道のようです。

谷側にトラロープが張られています。

崩落地で展望がいいです。長沢背稜と背稜から派生しているたくさんの尾根が見えます。

これが崩落跡覗き込んだところですが、下調べで見た写真に比べてずいぶん木が生えていてデンジャラス感はほとんどありません。

「23 | 24」の林班界標が立つ尾根を回り込みます。ここまで歩いて四間小屋尾根まで3分の1くらいでしょうか。まだ先は長いです。

スキップしたくなるような道もあります。が、しません。石ゴロゴロで葉っぱズリスリなんで。

前回歩いた七跳尾根(ななはね)でしょうか。

桟道です。ねじれています。これは渡れません。

見上げると谷を横切る微かな踏み跡があります。

桟道の手前から斜面をよじ登ってきました。

谷を渡ります。

横切り中。当たり前ですが落ちてはいけません。

何とか無事に向こう側へ到着。ですが、その先の道がはっきりしません。テキトーに進みます。

この小尾根から上段歩道に下りてきました。

何か変わったことがあるまでスライドで歩きます。一見、朽ち果てているような桟道でも、山側(わざわあざ谷側を歩く人はまずいないと思いますが)を慎重にソロリソロリと通過しました。


この谷の先の道が、

どうにもこうにも判然としません。岩の上にも下にも薄らと道があるようなないような。

岩の上へ進んでみます。

正解、なのでしょうか。そこそこしっかりした道が続いています。

まっ、遭難したりエラいことにならない限り正解も不正解もないんでしょうが、上段歩道で間違いないようです。

この写真ではよくわかりませんが、色相が一変してあたりいちめん黄緑っぽい場所を通過します。

この桟道は向こう側が下がっています。踏み板に素直にペタンと足を載せると、十中八九ツルリかズルリかシュッかどれかで滑るはずです。

あー、怖かった。

被さるような大岩の下を通過します。

あの尾根は、

材木小屋尾根です。

以前、材木小屋尾根を歩いたときはこのあたりに底の抜けた鍋が切り株に被さっていましたが見当たりません。

材木小屋尾根から先は反対方向から歩いたことのある道です。何か変わったことがあるまでスライドで歩きます。上段歩道で見た赤テープはこの区間の2カ所だけでした。


鳥居谷左俣(とりいだにひだりまた)です。

ヒョイとまたげる水量でした。

上流側です。

下流側です。このズーッと下にカツラの巨樹が立っているそうですが、とてもじゃないですがわたくしには近寄れません。

ツルハシが突き刺さった尾根を乗り越します。

こういうノッペリしたところは苦手です。

鳥居谷右俣(四間小屋窪)を渡ります。こちらは水は流れていません。

四間小屋尾根が見えるまでスライドで歩きます。


四間小屋尾根が薄らと見えてきました。

四間小屋尾根に到着です。ここで水を飲みながらしばらくあーだこーだと思案。予想より時間がかかってしまいました。当初の計画通り、

四間小屋尾根をこちらの写真方向に三又まで下り、三又から上滝尾根を登り、長沢背稜からタワ尾根を下るルートでは日没との競争になりそうです。

スーッと薄いガスも流れてきました。きょうのところは無理をせず、四間小屋尾根を登ってタワ尾根(ウトウの頭)を目指すことに。

これは四間小屋尾根を乗り越していく上段歩道。どこまで続くのでしょう。どこまで歩けるのでしょう。
<<トップページへ
次へ>