大平尾根、陣馬尾根、倉掛尾根、浅間尾根(その4の1)


今回は
1.ちょっと長めの7〜8時間歩く。
2.2つ以上の尾根を歩く。
3.下山後、温泉に入れる。
を満たすべくコースを考えました。「3」で相当絞られますが、『山と高原地図 奥多摩』の2012年版(そろそろ買い換え時でしょうか)をじっくりと眺めること20分ほど。まだ歩いたことのない陣馬尾根(じんばおね)と倉掛尾根(くらかけおね)を見つけました。そこで奥多摩湖から小河内峠(おごうちとうげ)に登り、陣馬尾根を下り倉掛尾根を登る。そして風張峠(かざっぱりとうげ、かざはりとうげ)から浅間尾根(せんげんおね)を歩いて数馬の湯へ下るというコースに決定。コースタイムは8時間弱という目論見です。
このコースは1〜3を満たしたうえに余録もあることが判明しました。奥多摩湖岸(水久保沢・みずくぼさわ)から小河内峠への道は大平尾根(おおひらおね? 清八新道とも)という尾根らしい。そして風張峠から浅間尾根を御林山(おはやしやま)まで歩くと浅間尾根を完歩したことになります。つまり1日で4つの尾根を歩くことになります。快挙です。
ちなみに浅間尾根はどこからどこまでなのか、についてですが、実はわたくしにははっきりわかりません。どう調べてもなんかはっきりすっきりしないのです。ただなにかとよく引用される『復刻版 奥多摩』(宮内敏雄著 百水社発行)によると「浅間尾根は三頭山から派生する御前・大嶽・御嶽への枢軸主稜から風ッ張峠で分岐して、殆ど真東に檜原村を両断し本宿に終る長大なる尾根をいう」(99ページ)とあります。つまり風張峠から浅間嶺を経て払沢ノ滝あたりまで、ということでしょうか。わたくしは7月30日に浅間嶺から払沢ノ滝8月11日に浅間嶺から御林山を歩いています。で、今回、風張峠から御林山まで歩けば2カ月越しで浅間尾根を完歩ということになる次第です。
奥多摩湖から小河内峠までと風張峠から御林山までの前半は破線ルートですが、あとは実線ルートです。

コース 奥多摩駅→奥多摩湖バス停→(40分)水久保沢・登山口→大平尾根→(1時間30分)小河内峠→陣馬尾根→(1時間50分)藤倉→道迷い→倉掛尾根→(2時間50分)風張峠→浅間尾根→(45分)御林山→(15分)仲ノ平分岐→(30分)檜原街道→(10分)数馬の湯→武蔵五日市駅
歩いた日 2016年9月25日(日)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。


奥多摩湖バス停→水久保沢・登山口→大平尾根→小河内峠→陣馬尾根


大平尾根は防火帯の広々として歩きやすい尾根でした。


おはようございます。奥多摩駅からバスで奥多摩湖までやって来ました。最近には珍しい抜けるような青空です。抜けるって、ちょっと意味わかりません。

小河内(おごうち)ダムを渡ります。湖面に鼻面を突きだしている右の尾根が大平尾根です。モスラの幼虫みたいです。

湧き水なんでしょうか。ここはいつもバシャンバシャンと水が流れています。

放水されていました。

左手に進むと大ブナ尾根から惣岳山(そうがくさん)に至る道です。今日は湖岸に沿って進みます。右に見えるのは慰霊碑で、碑にはダム建造で殉職した90名近い名前が刻まれています。1936年(昭和15)着工、1957年(昭和32)竣工。

湖岸沿いの道は「奥多摩湖いこいの路」という遊歩道でした。ここから2km先の水久保沢に向かいます。[案内板の拡大

いこいます。

ヒルは苦手です。

道幅がぐんと狭くまります。

水久保沢に架かった橋を渡って石垣の坂道を登ります。

水久保沢。水量が多いです。

ここから山道です。

いきなりデンジャラス。「てへっ、落ちちゃった」では済まされない高度差です。

水久保沢左岸をじんわりじんわり登っていきます。

ここで直進と戻るように右上に登る道に分岐。

道標に従い、登る道を進みます。

大きなくの字くの字で高度を稼ぎます。

植林帯ですが広葉樹の若木がたくさん育っています。

かなり登ってきました。

くの字を30回くらい書いたところで小さな尾根を乗り越します。あとはこの尾根筋を縫うようにして主尾根(大平尾根)まで登り詰めます。

大平尾根に登り詰めました。

こちらは尾根の下端方向。水久保沢からあと1kmほど先に進むと、この下端への登り口があるようです。

防火帯らしい尾根筋を登っていきます。

左手の木立の中に小屋跡が見えたので近づいてみました。一升瓶がなかったので寝泊まりはしない資材小屋だったのでしょう(独断)。

ビシッとした十字路を通過。

850mあたり。唐突にカポッと茶碗を伏せたように急登が始まります。

ズルジリズルジリと滑ります。

てっぺん近くで振り返ってみました。奥多摩湖が見えましたが写真ではうまく写せませんでした。

もう一段、急登が始まったところで左に巻きます。直登すると奥多摩三山(大岳山、御前山、三頭山)を結ぶ縦走路上の水窪山(みずくぼやま 水久保山)だそうです。

もちろん水窪山から小河内峠に歩いてもいいですが、本日は久々の長丁場なので水窪山のピークは割愛。果敢に巻き道に突入します。

こんな道です。

前方が明るくなってきました。

巻いてから15分ほどで縦走路に合流です。

縦走路をほんの少し左へ歩けば小河内峠です。

ベンチでザックを下ろし水を飲みんでいると水窪山方向からベテランカップルが下りてきて3人で「あーだこーだ」とちょっとおしゃべり。わたくしは「じゃあ、お気を付けて」と挨拶し、できるだけ颯爽と見えるように陣馬尾根に向かう道に歩を進めたのでした。

陣馬尾根までは遠かったです。こんな道や

こんな道を歩きます。

栗がたくさん落ちている道も歩き、

こんな道も歩きます。

約1.1kmのトラバースの末、陣馬尾根に乗りました。
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