ハンギョウ尾根、上滝尾根(?)、ヨコスズ尾根


カロー大滝に到達できなかった私はハンギョウ尾根を登りに登り、ハナド岩で小休止。行く手から霧がムォーンと湧いてきたけれども、無事、酉谷山避難小屋に到着。
きょうは心機一転、小屋から三又(みつまた)なるところまで下って、四間小屋尾根を登り、ウトウノ頭を経由してタワ尾根を下るという計画だ。なんとも美しく、かつ人様にちょびっと広言できるコースじゃないの? と自画自賛。
ところがドスコイ! 酉谷山避難小屋から南下する(禁断の)ルートは下りはじめてすぐに不鮮明になり、急斜面を谷に向かって下ったら切れ落ちた崖だったんで登り返し、ってなことを何度か繰り返して私はなんとか、なんとか生還したのでありました。あー、またもや惨敗。
コース 酉谷山避難小屋→三又へ→上滝尾根→長沢背稜→ヨコスズ尾根→日原鍾乳洞→東日原バス停→奥多摩駅[2014年11月22日]
歩いた日 2014年11月(21日〜)22日
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。


酉谷山避難小屋〜三又(?)


ガラガラのガラガラでここはどこ?


おはようございます。小屋からの富士山です。

あらためて、おはようございます。

しつこく、おはようございます。

だんだん日が昇ってきました。

だんだん日が昇ってきた。

以上、小屋からの景色でした。しつこく、もー1回、おはようございます。

出発します。酉谷山避難小屋、ありがとうございました。

小屋前のトラロープをくぐり、三又を目指します。

途中から踏み跡を見失い、谷から尾根に這い上ったりまた谷に下りたり、出発そうそう清々しい朝の雰囲気が吹き飛んでしまった。

で、いきなり道標が出現。ただ、どうにもこうにも肝心の道筋がはっきりしない。ホンマにこの方向でいいのだろうか。

道標の方向を無視して谷をしばらく下りた。

なにか違う。道標を振り返ると、「日原」は左方向だ。そうか、あっちに進もう、ということで引き返す。

あっちへ進む。

どうにもこうにも地形が読みづらい。

谷は倒木やら石で埋まっていてとてもじゃないけど歩けない。谷を覗きながら山腹を進む。

木立の向こうの山並み。

どうにもこうにも下りられない。眼下の谷を見下ろしながら右へトラバース。ここはどこ? 三又はどこ?

踏み跡なんか一切ございません。深い谷の向こうに高く聳える尾根が見える。あれに乗りたい。行けるのか?

谷を見下ろす。ここを下りるのがいちばん怖かった。多分、時速もここがいちばん遅かったはず。体感70度くらいの斜度です。落ちなくてよかった。

無事、谷に下りた。私の読図技量ではまったく手に負えないゾ! ただ右に回り込んでいく道らしきものがある。さて、地獄で仏か? 道みたいな道を進む。

複雑に谷が入りくんでいる。ここはどこ? まだ朝早い時刻だからそこそこ余裕はあるものの、ちょっとドキドキしてきた。遭難?

右に伸びているのはやっぱり道だよね。自分を納得させながら進む。あまり褒められた状況ではない。

道としては楽しいんだけど……。ここはどこ?

こんな尾根も歩く。右や左はかなり危険です。先は少し危険でした。

道? 怖いです。

落ちたらまったく見えないところまで落ちる。スリル満点というか、こんなところまで来たことを後悔しきり中だ。

余裕があるふりを自分にみせるため、木立の向こうを見たりしてみる。

谷はきれいだ。

これは道! と喜んだ場所。

とりあえず尾根筋を歩く。これはほぼ道迷いですよね。

確か、壊れた木橋が見えたと思ったけど改めて写真を見ると確認できない。幻視だった? 三又? これは後日検証しても判然としなかった。

進む。獣かヒトか判然としないかすかな踏み跡が道標だ。

これは道! 進む。

とりあえず尾根に上がり、地形図を出してみる。水を飲む。四間小屋尾根にいると断定。地図をしまう。尾根を登ることにした。

気持ちのいい尾根だ。だけど、やっぱり不安。この尾根でいいの?

針金発見! 正直、心細いときに人工物があるとホッとしてしまう。修行が足りません。

この先、谷をまたいで尾根もまたぐ道が見えている。が、四間小屋尾根から離れてはなるまいと、ここから右へ登り、再び尾根の上に出た。
 

 

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