奥多摩尾根歩き
離岩尾根、都県界尾根、滝ノ平尾根

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棒ノ折山→権次入峠→滝ノ平尾根→岩茸石→河又名栗湖入口バス停→飯能駅


滝ノ平尾根でも木の根っこ攻撃は止まず。こういう尾根が好きな人っているんでしょうか。

また急降下です。やっぱり奥茶屋にエスケープしたほうがよかったんじゃないの、という思いをねじ伏せながら下ります。
植生を回復させるための通行止めがありました。左の迂回路を下りてきました。
権次入峠に到着。こちらの道標はゴシック体で「ゴンジリ峠」。
こちらの道標は明朝体で「権次入峠」。
障害走のハードルみたいな階段が出現。これは厳しい、と思っていたら、
右に迂回路がありました。こちらはヌルヌルで滑りやすいんですが、障害走よりはマシです。
10分くらい下って振り向いたところ
岩茸石(いわたけいし)に向かいます。
招き猫みたいな岩茸石に到着。道をほぼふさいでいます。
岩茸石は沢歩きが楽しめるという白谷沢(しらやさわ)経由の有間ダム方面や名栗川橋(なぐりがわばし)への分岐点になっています。滝ノ平尾根は招き猫の向こう側に続きます。
招き猫の裏側。右から出てきましたが、この手すりは触らないほうが無難です。グラグラでとってもデンジャラスでした。
これが滝ノ平尾根の基本的な道です。尾根筋のやや下に木の根っこボッコボッコ、木の根っこの勢力が及ばないその下にヒトの道という案配です。
林道を横切ります。都合4回、林道を横切ることになります。
尾根の続き。
前方がやけに明るくなりました。
北方向の眺め。
北方向の眺め。
南方向の眺め。
立ち入り禁止の展望台。敵の襲撃を断固として許さない櫓みたいでカッコイイです。
ロープが張られた階段。段差が土砂で埋まって滑り台のようになっていました。下りると林道です。
向こう側に渡ります。
左の階段様のものを使う人はいるんでしょうか。
林道を渡ります。3回目です。
道中。
このようにササに縁取られた道はなかなかないような気がします。
植林帯に突入です。そして急降下です。これはやはり修行に違いありません。
こんなところを下りてきました。
木立の向こうに建物が見えてきました。ひょっとすると18時まで開館しているさわらびの湯に入れるかもしれない、と思いました。
尾根のむこうにポコリとタマネギのようなものが見えました。なんなんでしょう。
看板曰く「この階段は、埼玉県ふるさと創造資金の補助を受けて整備しました」。
河又がどこのことかはっきりしないけれど、とにかくあと0.6kmです。いまやただひたすらただ歩いているだけです。悟りのときが近いのでしょうか。
なんとなく木の根っこがフェードアウトしている気がします。悟りの妨害でしょうか。
建設中の林道を越えます。これで林道は終了。
民家が見えてきました。さわらびの湯に間に合うかも。気がはやります。あっ、煩悩まみれです。
墓の向こう側を左に下りていきます。
振り返ったところ。
左の道から下りてきました。登山届のポストが立っています。
赤い橋を渡ります。
道標は「滝ノ平尾根 経由 棒ノ嶺」
河又(河又名栗湖入口)バス停へは右上に見えている道を進みます。
で、いきなり正面に壁画。左手にはトイレやベンチを設置した「関東ふれあいの道」の立派な建物があります。
で、壁画は何かというと[拡大]というわけで、この地域のとんでもなく気骨あるご先祖を讃えたものでした。
大壁画の全貌。この時点でさわらびの湯はあきらめました。1時間弱でビール飲んで風呂入ってビール飲んではちょっとせわしないです。
こっちに向かってきている二つの尾根の左が滝ノ平尾根です。
河又名栗湖入口バス停。はす向かいの商店で缶ビールを購入。事前調査では17時38分発のバスがあるので、20分弱の珍しくいい感じの待ち時間です。
ところがです。バス停の時刻表を見ると56分発となっているじゃないですか。どうやらヤフーさんが間違っていたようです。事実、6月16日に改正された時刻表が29日現在も反映されていません。結局、いい感じの待ち時間プラスちょっとうんざり時間がたってバスがやって来ました。
50分弱で飯能駅に着きました。街がおいでおいでをする夕暮れです。どこかで一人反省会でもしようかなと思いましたが、おとなしく帰ります。