坊主山、矢岳、大反山、国見の広場、浦山ダム左岸道路

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クタシノクビレ→大反山→若御子峠→(55分)国見の広場(朝越山)→(35分)浦山ダム左岸道路→(35分)秩父線浦山口駅→国道と秩父線の間の道路→(50分)[GOAL]西武鉄道西武秩父線西武秩父駅


大反山(おおぞりやま)を過ぎ、馬蹄形の大崩落地の迂回が今回のルートでいちばんの難路でした。いや、道ですらありません。ロープが何本も連続する急傾斜にビビり、やがて踏み跡も見失い、方角だけ定めてじんわりじんわりと進み、尾根上の踏み跡に復帰しました。
可能な限り稜線を歩くという誓いのもと、国見の広場から先の尾根上をたどったんですが、下山にグッドな地形図に描かれたくの字くの字の道が見つからず、それがかえって稜線を長く歩くことになったりしたりのなんやかんやがありながら、なんとか日没前に下山することができたのでした。

クタシノクビレからの急登です。大反山の名前はこの反り返るような傾斜からきているんじゃないでしょうか。
登り詰めると右から登ってきたロープの張られた尾根と合流し、
なだらかな道を少し歩くと
大反山の山頂です。三等三角点があり、標高は853.70m、基準点名はまんまの大反。展望なし。
この写真ではよくわかりませんが830m圏の分岐です。右へ。
尾根の先に岩ゴツが見えます。
その岩ゴツを避けるように右に巻く道が下っていました。
十二天峰というピークを見上げながら通過します。祠があることを帰宅後に知りました。見たかった。ちょっと残念。
ややヤセ尾根を歩いていくと
若御子山(わかみこやま)という山名版が木にくくりつけられていました。若御子山の場所は諸説あるようです。
ここは馬蹄形にえぐれた崖のへりです。秩父さくら湖が見えました。切り替え画像のように独特な地形です。
尾根の先にはロープが張られていて「この先は登山道ではありません」とあります。が、この先に行かないとクタシノクビレまで戻るハメになります。まっ、この警告は登山道ではない、と言っているだけで通行禁止とは言ってません、と解釈。
崖のへりにグッと近づくと崖の向こう側が見えました。恐ろしい光景でした。
後ずさりし、逃げるようにロープの向こうへ。
こちらもちょっと恐ろしい光景です。たしかに登山道ではありません。薄い踏み跡はありますがめちゃくちゃ急な斜面です。
下っていくとトラバースするようにロープが張られていました。助かりました。
ロープをつかんで下ります。
下ってきて
ロープはなくなり、
薄い踏み跡も
ポツリポツリとあったマーキングもなくなり、テキトーに尾根筋に向かいます。
左上から下ってきて
尾根に復帰しました。崖は巻き終わっているはず。
尾根を下ると若御子峠という峠でした。この峠を左へ歩けば1時間足らずで武州中川駅です。一瞬、迷いましたが直進を選択。こちら側に「この先は登山道ではありません」はありません。ひょっとして他のルートがあるのでしょうか。
峠から10分足らずで階段が出現。階段を上ると
国見の広場という展望台のある広場でした。
即道の碑。元禄のころ、荒川村のめちゃくちゃ足が速くて仏像を彫ったりした六兵衛が出家して即道に改名したらしい。佐川急便の記念碑かと思っちゃいました。
木造の展望台に上ってみましたが、残念ながら国見はできませんでした。
国見の広場から先に進みます。尾根上に階段が続いています。
いきなりロープが張られていました。「この先、崩落の危険があるため 浦山ダム方面 通行禁止」ですが、目指すのは浦山ダムを越えたその先の浦山ダム左岸道路です。「微妙にセーフ!」とココロの審判が両腕を横に控えめに広げました。左は武州中川駅への道です。
秩父さくら湖が見え、
奥秩父線2号の鉄塔を通過すると
右に浦山ダムに降りていくと思われる階段がありました。直進します。
しばらくヤセた岩稜が続きました。
530m圏の分岐です。やや右の尾根を下ります。左手からは電車の音が聞こえてきます。
安曇幹線313号の鉄塔です。荒川沿いの秩父市街が望めます。
植林された名前のわからない木を縫うように下ります。ムーミン谷のニョロニョロみたいです。
下ってきて
下ります。地形図のくの字くの字の破線があるあたりですがニョロニョロが続いていて見つかりません。
地形図の破線は見つかりませんが尾根上に踏み跡が続いています。たどります。
下ってきて
浦山ダムがちょこっと見えたりして
下ります。
420mあたりです。尾根の突端近くで道は左に戻るように下っていきます。日が傾いてきました。
左上から下ってきて右下へ
滑り止めが刻まれた丸太なんかを越えながらズーッと歩くといつの間にかどうやら地形図の破線に乗ったもよう。
市街地が近くなりました。エンジン音なんかも聞こえてきます。
浦山ダム左岸道路が見えてきました。
左岸道路に降りました。これにて長かったとても長かった「長沢背稜またぎ」はおしまいです。落ちる太陽と競争になって焦ったりすんじゃないかと思ったんですが、すんなり日没に間に合いました。ちょっと拍子抜けです。
左岸道路をてくてく歩き、
浦山川に架かる諸上橋(もろかみはし)を渡ります。
橋から巨大な浦山ダムが見えました。
浦山口駅です。ログはここまでとします。のんびり西武秩父駅まで歩きます。途中、久保商店やきとりハウスで缶ビールを購入。残念ながらこの日は焼き鳥は焼いていませんでした。西武秩父駅で19時55分発の飯能行きの電車に乗りました。
ビシッと坊主山で長沢背稜をまたげなかったことがちょっと心残りです。跳び箱に乗り上げてしまい、お尻をズリズリと移動させて向こう側に降りた、みたいな感じ。けれども、まっ、いろんな表情の尾根を堪能できたので良しとしないと罰があたります。
山の神様、地権者の皆様、きょうもありがとうございました。また、よろしくお願いします。