水松山南東尾根、タワ尾根(その2の1)

今回は水松山南東尾根(あららぎやまなんとうおね。水松山中尾根)を登り、タワ尾根を下りました。久しぶりの日原です。
水松山南東尾根は長沢背稜(ながさわはいりょう)に並ぶピークのひとつ水松山をてっぺんにして、アララギ谷と本谷(多分)の出会いまで伸びている尾根です。アララギ谷と本谷が出合って孫惣谷(まごそだに)になります。2500mほどの長さで、どちらかというとこぢんまりとした尾根ですが、下調べによると尾根に取り付くまでがかなり大変そう。急登やあやふやな道、沢沿いの荒れた道なんかの情報で尻込みつつの出発でした。
水松山から長沢背稜を東へ向かいます。
タワ尾根は日原を代表する尾根だと思っているのはわたくしだけでしょうか。何度か登ったり下ったりしたことはあるのですが、きっちり、てっぺんから下端まで歩いたことはありません。そこで今回はてっぺんの滝谷ノ峰(たきだにのみね。タワ尾根ノ頭)から下端の一石山神社(いっせきやまじんじゃ)までビシッと歩くことにしました。

コース JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→日原林道→(50分)孫惣谷林道→(1時間15分)ゲート→(45分)アララギ谷→水松山南東尾根(中尾根)→(2時間)水松山→長沢背稜→(40分)滝谷ノ峰→タワ尾根→(3時間)一石山神社→[GOAL](20分)東日原バス停→JR青梅線奥多摩駅
歩いた日 2018年10月28日(日)
※赤い線が歩いた軌跡です。ただ、正確無比なものではありません。あ〜、そ〜、このあたりを歩いたんだ、程度の参考にしてください。


JR青梅線奥多摩駅→[START]東日原バス停→日原林道→孫惣谷林道→ゲート→アララギ谷→水松山南東尾根(中尾根)→水松山


水松山南東尾根はアララギ谷までの鉱山内道路の高巻きがツラすぎ。尾根は綾羅錦繍を堪能しました。


おはようございます。奥多摩駅前です。乗客を満載した東日原行きのバスが2台出ました。

東日原バス停に到着。

稲村岩を見上げます。

小川谷橋(おがわだにばし)を渡り左折。林道日原線を歩きます。きれいな紅葉を撮影したつもりですがカメラには今ひとつよくわからなかったようです。スライドは八丁橋(はっちょうばし)の手前まで。

八丁橋の手前の橋で日原川を渡り、孫惣谷林道へ。スライドは燕岩(つばめいわ)の対岸あたりまで。


砕石を敷き詰めたようなしっかりした林道がまだまだ続きます。

こんな景色や

こんな景色を眺めながら歩きます。

東日原バス停から歩いて約2時間。やっと鉱山のゲートが見えてきました。けれども何かヘン。閉まっているはずのゲートがパカーンと開いています。

ザックから軍手や杖を出し、靴紐を締めながら悩みました。下調べで、鉱山内の道を歩けば楽(後に知りましたが時間にしてものの5分ほど)にアララギ谷まで歩けることはわかっていました。このパカーンと開いたゲートは何? 休日の登山者へのサービスなのか、ひょっとして何かの罠なのか、などと思いあぐねた末、「関係者以外 立入禁止」「天祖山へ登山の方 この先鉱山施設立ち入り禁止 登山道ここから↗」の看板や、せっかく出発前から尻込みしていたこともあり、鉱山内の道を高巻く山道を歩くことにしました。

ここから登ります。すぐ左手に祠がありました。

しばらくの間、右下に林道を見ながら登ります。

ようやくアララギ谷に向かいます。けれども道ははっきりしません。

小さな尾根を乗り越します。

もう一つ乗り越します。

道はグズグズです。

道みたいなのはありますが、道なんでしょうか。

道、以下同文。

2段の堰堤に出ました。

下か

上かで迷いに迷い、上の堰堤の下(上やら下やらややこしい)を歩きました。その先の小尾根を越えると、

幸い道がありました。道なの? みたいな道ですが。

道なの? みたいな道を進みます。

道なの? 以下同文。

うまく滑落すれば施設内の道にひょっこりの可能性があります。こんなところをこわごわ歩いていると、

モノレールが見えてきました。

モノレールを跨ぎ(ウソです。見栄張りました。股下が足りず、くぐりました)、

ほんのチョッピリ登ると、これまでと打って変わったしっかりした道です。下ります。

すぐに分岐です。沢の音が大きく聞こえます。右の道に進みます。

心地よいです。

あっちから歩いてきて、

こっちに進みます。アララギ谷に到着です。

橋を渡ったところにあった道標。なんだか向きがヘンです。杖で突いてみるとクルクル動いたので、まあ、そういうことなのかなと納得しました。

橋を渡って左手に見えた構造物。放水路と呼ぶのでしょうか。下調べによると鉱山内の道を歩いてきた場合、あの放水路の前を「徒渉」するらしいです。確かに近寄ってみると、20数センチの深さで水がゴンゴンと流れていました。

これはアララギ谷の上流。

水松山南東尾根への取り付きが判然とせず、地図やらスマホGPSで調べます。どうやら尾根の下端はあの放水路あたり。でもあの急登は無理。

ウロウロしていたんですが、気になっていたがこの道標。「天祖山 水松山」の方向がヘン。放水路の方を向いています。どういうことなのか、としばらく思案しての結論は、この道標がぶら下がっている岩の上に登る、です。まあ、下調べのアララギ谷を2度ばかり徒渉するということを思い出しただけのことですが。アララギ谷を徒渉するにはアララギ谷を離れるわけにはいけません。離れないためには岩の上に登るしかルートはありません。

でもって、岩の左からグズグズの斜面をちょっぴり登ると、すぐにデンジャラスな桟道。左の山肌をズルリズルリと進みました。

でもって、またデンジャラスな桟道、かと思いましたが、この桟道は歩けました。

右岸の道は消失。アララギ谷を渡ります。対岸には赤リボンが揺れていました。

フフフ、こんな徒渉は楽勝です。

楽勝徒渉の後はこんな道みたいな道。

対岸(右岸)に石垣が見えます。

了解。

フフフ、楽勝徒渉です。

くの字くの字で苔むした石垣に守られた道が尾根に向かっています。

ただし、道は荒れています。荒れまくっています。

ようやく、水松山南東尾根に乗りました。

木立の向こうは天祖山でしょうか。

登り初めはこんな感じです。

林班境標を通過。

大きな木。

折れた大きな木。右下に杖を置いています。

紅葉。

左の尾根ににじり寄っていきます。

ヒラヒラ揺れる赤リボンを通過します。

ズーッと、そこそこの急登だったのが、ここでちょっと緩みます。1480mあたりです。

そしてヤセます。

紅葉。

この赤リボンがヒラヒラしているのは1550mあたりでした。

いきなりヒノキの林に入り込みます。

ヒノキ林を抜けると急登です。

ここをくぐり抜けます。

登ってきて、

登ります。そういえばいつの間にか紅葉している樹木がなくなりました。

ズンズン(イメージ)進みます。

これから向かうタワ尾根が見えています。ガンダーラみたいに遠いです。

あと少し。と勝手に決めて休み休み登ります。

嫌がらせのように大岩が立ちふさがりますが、割れ目を突破します。

そして長沢背稜に合流。

あっちから登ってきました。

長沢背稜の登山道を横切り、そのまま水松山を目指します。

到着! と思ったらまだ向こうにピークが見えます。地形図からは読み取れない二重稜線(二重山稜)です。

向こうのピークに行ってみると三角点がありました。水松山に到着です。これにて水松山南東尾根はおしまいです。標高は1699.23m、基準点名は東谷。

山頂のようす。

山頂のようす。水を飲んで休憩。そのまま東へ、尾根を辿ります。
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